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市場が停滞しているこの時期に330億円規模の仮想通貨ファンドが設立される理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Andreessen Horowitz仮想通貨ファンドの設立
6月25日にシリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz社は、330億円規模の仮想通貨分野特化ファンドを設立することを発表しました。
投資の理由
Andreessen Horowitz社のジェネラル・パートナーを務めるChris Dixon氏は、仮想通貨は次なるメガトレンドとなり、短期的に乱高下するものの、有能なユースケースを持つ仮想通貨および、プロジェクトは長期的に大きな成長を遂げると考えているようです。

Andreessen Horowitz仮想通貨ファンドの設立

シリコンバレー基盤のベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz社(以下、A16Z)は、先日6月25日に仮想通貨分野に特化した3億ドル(約330億円)規模のファンドを設立することを公式サイトで発表しました。

そのファンドでは、発展段階、資産タイプに関わらず、小規模なスタートアップからビットコインなど既に仮想通貨の代表格となっている通貨まで、様々な投資先に柔軟に投資していくと記述されています。

A16Zは、2009年に創業され、AirBnBや、Coinbase、Facebook、GitHub、Uberなどに初期投資を行い、世界中のどのベンチャーキャピタルよりも多くの、数十億ドル(数兆円)規模スタートアップを創出してきた実績を持っています。

現在では世界有数の仮想通貨取引所にまで成長しているCoinbaseも、A16Zが投資を行なった2013年には、非常に小規模で、無名の企業だったことから、同社は、成長性の高い市場で、比較的初期段階から勝ち残っていける企業を選ぶことに優れていると言えるでしょう。

投資の理由

A16Zは、公式サイト内で、コンピュータの基礎枠組みは、1960年代に設計され、パーソナルコンピュータが1970年代後半に、インターネットは1990年代前半に、スマートフォンは2000年代後半に発明され、10~15年ごとに変革が行われてきており、業界としては50年以上の長い間に渡って発展してきていることを主張しました。

さらに、モバイル、SNS、クラウドという以前の3つのメガトレンドは、目先まで来ている次世代コンピューティングデバイス(VR、AR、ドローン、IoTデバイスなど)、AI(人工知能)、仮想通貨という新しい3つのメガトレンドに移行し始めていると記述されています。

そして、A16Zのジェネラル・パートナーを務めるChris Dixon氏(以下、Dixon氏)は、同社が5年以上前から仮想資産に投資し、一貫して所有(ホールド)し続けており、売却を行なったこともなく、今後短期的に売却を行う予定もないことに言及しました。

今回新しく設立された仮想通貨ファンドも10年以上は保有し続けるつもりであることを明らかにしていることから、同社は、今後の仮想通貨市場が長期(少なくとも10年以上)に渡って成長し続けていくと考えていることを示唆しました。

しかし、公式サイトで、投資の対象となるのは、あくまでも投機を目的としたものではなく、仮想通貨プロトコルによって支えられ、将来的に数億、数十億人もの人々に使用され、実用的なユースケースを持ったサービスであることを強調しています。

その投資は、市場の状況に関わらず定期的に行われ、もしさらなる停滞期に差し掛かっても、投資は積極的に行うと記述されました。

最後に、Dixon氏は「仮想通貨のボラティリティによる”激しい上昇と下落”は今後も続いていくでしょう。」と語った上で、

「過去の仮想通貨価格の調整の後には、必ずと言っていいほど過去最高値の更新がされており、その後また前回の最高値水準まで下落しています。

しかし、一度過去最高値を更新すると、前回の底値まで下落することはありません。」

とを言及しました。

このように、仮想通貨の短期的な下落、上昇は、今後も繰り返されていくと予想される一方で、仮想通貨が今後のメガトレンドであると指摘され、長期的にみて、大きな成長を遂げていくというDixon氏の考えは、好意的であると言えるでしょう。

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