- VeChainのメインネットが始動、1:100のトークンスワップ実施へ
- 6月29日、VeChainのメインネットであるVeChain Thorにおいて、最初のブロックが正常に生成され、メインネットが始動しました。7月中旬には取引所やメインネット上でトークンスワップが行われる予定です。トークンスワップでは、従来の1VENトークンが100VETトークンに交換されます。
- VeChainとは
- ブロックチェーンの利用で商品の真贋を判定するプラットフォーム。NFCチップを埋め込み、ブロックチェーン技術による照合を行うことで、偽ブランド品を見極めることができる。
- トークンスワップとは
- 仮想通貨がメインネットを始動する際に行われるトークンの交換。イーサリアムブロックチェーン上でICOを行なった際に配布したトークンを、プロジェクト専用のブロックチェーン上に移行させる際に行われることが多い。EOS、TRONが主要例。
VeChainは正式にメインネットワークを開始し、その最初のブロックは正常にマイニングされました。
VeChainのトークンスワップは7月中旬から行われる予定です。
VeChainのメインネットが始動
VeChainは、コンセンサスアルゴリズムとして、Proof of Authorityを採用しています。
このコンセンサスアルゴリズムは、承認されたバリデーターがブロックをマイニングすることで、他のブロックチェーンと比較してより高速なトランザクションを実現します。
メインネットワークの開始に先立って、VeChainは1つ目のバリデーターを配備しました。
6月29日には、メインネットワークで最初のブロックがマイニングされました。
At exactly 08:00:09 the first block was successfully mined. The VeChainThor Blockchain has officially launched. pic.twitter.com/aYZs19GoAO
— VeChain Foundation (@vechainofficial) June 30, 2018
VeChainの今後のロードマップ
VeChainは6月中旬、ツイッター上でメインネット移行のロードマップを公開しました。
The VeChainThor Blockchain is days away from being unleashed. Please review the following timeline and be prepared to witness Blockchain X! pic.twitter.com/kxlQkcc6PI
— VeChain Foundation (@vechainofficial) June 21, 2018
これによると、7月中旬には、VeChainのトークンスワップが開始されます。
トークンスワップでは、イーサリアムネットワーク上の従来のトークンであるVENが、メインネットの上のVETに交換されます。
その後、8月にはVeChainのトークンが台帳に統合されます。
VeChainのトークンスワップに関する情報
トークンスワップでは、従来のVENトークンの保有者がトークンをVeChain Thor(VET)トークンに交換することができます。
トークンスワップは、メインネット上とVENを扱う取引所で行われます。
トークンスワップが完了すると、それまでのネットワーク上にあるVENトークンは利用できなくなります。
VENトークンを取引所に預けている場合には、自動的にトークンスワップが行われ、VETトークンに交換されます。
VENとVETの交換レート
トークンスワップによって1VENトークンは100VETトークンと交換されます。
VeChain財団は、1VENトークンを100分割した理由をツイッター上で説明しています。
Due to the rate of adoption, we recognize that VET would primarily be calculated using fractionals in smart payments. With the mainnet launch’s token swap, we will conduct a 1:100 coin split to alleviate this concern. At that time, every 1 VET owned will be exchanged for 100.
— VeChain Foundation (@vechainofficial) May 18, 2018
現在のレートでは、スマートペイメントにおいてトークン数が小数点を用いて計算される懸念があります。
この懸念を払拭するため、メインネットローンチの際のトークンスワップにおいて、1:100の分割を行うことにしました。