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米マイクロストラテジー、ビットコイン含み損が400億円以上に テスラやエルサルバドルも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

上場企業のビットコイン含み損

米上場企業マイクロストラテジー社は保有する仮想通貨ビットコイン(BTC)で、400億円以上の含み損を出していることがわかった。

マイクロストラテジーが現在129,218BTCのビットコインを保有。これまでビットコインの購入金額は合計で39.7億ドルで、平均取得価格が30,700ドルだった。執筆時のビットコイン価格が28,300ドルであることから、含み損は3.3億ドル(400億円強)以上となる試算だ。

5月の相場大暴落で、マイクロストラテジーは初めてビットコインの全体保有ポジションで含み損を出す形となった。

同社は3月に米Silvergate銀から、ビットコインを担保として250億円を調達し、4月には約2ヶ月ぶりにビットコインの買い増しを実施した。当時ビットコインは45,700ドルだったが、執筆時点では-38%と下落してきている。

また、Silvergate銀の融資におけるマージンコールのリスクについて、マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOは今月10日に、「仮に1BTCの価格が約46.4万円(3,562ドル)まで大幅に下落して担保不足に陥った場合も、保有するビットコインは売らず、他の資産を担保として追加する考えだ」と説明した。

関連米マイクロストラテジーCEO、ビットコインを売却しない方針を強調

テスラなども

ビットコインの保有で含み損を出している米上場企業は、マイクロストラテジーだけでなく、テスラも同じ状況に置かれている。

テラスは2021年の1Q(1月〜3月)に、15億ドル(約2,000億円)に相当するビットコインを購入。平均取得価格は31,620ドルだったとみられ、のちには10%のビットコインを売却した経緯がある。それ以降は43,200BTCのビットコインを売らずに保有していることから、含み損は約180億円強に上ると見られる。

また、マイクロストラテジーやテラスといった上場企業だけでなく、ビットコインを法定通貨化したエルサルバドルも相場の下落によって、含み損を抱えることになっている。データによると、同政府はこれまで1.03億ドル(132億円)を利用し2,301BTCのビットコインを購入したが、それが今、6,560万ドル(84億円)に減ってきたようだ。

関連エルサルバドル政府、数ヶ月ぶりにビットコイン買い増しを実施

なお、ウォール街投資家のほうでは、著名投資家のビル・ミラー氏がCNBCに出演し、マージンコールに対応するための現金を調達するために、保有するビットコインの一部を売却したと語った。

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