3ヶ月内の2回目ハッキング
人気NFT(非代替性トークン)コレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」は5日、公式のディスコードサーバーがハッキングされ、約200ETH(4,700万円)のNFTが流出したことを発表した。
ハッキングが発生したのは6月4日の夕方ごろで、1人のコミュニティマネージャーのアカウントがハッキングされ、フィッシング詐欺が行われたという手口。BAYCはその約11時間後に公式発表を行なった格好だ。
🚨BAYC & OtherSide discords got compromised‼️
— OKHotshot (@NFTherder) June 4, 2022
Seems because Community Manager @BorisVagner got his account breached, which let the scammers execute their phishing attack. Over 145E in was stolen
Proper permissions could prevent this pic.twitter.com/lCl2DfZQ0W
Our Discord servers were briefly exploited today. The team caught and addressed it quickly. About 200 ETH worth of NFTs appear to have been impacted. We are still investigating, but if you were impacted, email us at discord@yugalabs.io.
— Bored Ape Yacht Club (@BoredApeYC) June 4, 2022
BAYC開発企業Yuga LabsのGordon Goner共同創設者はハッキングについて「ディスコードはWeb3コミュニティに合わない」と指摘しているが、多くの有識者やコミュニティメンバーから責任はYuga Labsのセキュリティ体制や保有者にあると反発を受けているところだ。
BAYCのNFTは高価であることから、ハッキングの標的にされる傾向が高い。4月にもBAYCの公式インスタグラムアカウントがハッキングされ、ユーザーから合計90点超のNFTを盗難された事件が起きていた。
関連:3億円超相当のNFTが盗難か BAYCのインスタがハッキング被害
フィッシング詐欺とは
送信者を詐称したメールを送りつけたり、メールから偽のホームページに誘導させたりするなどの方法で、クレジットカード番号やアカウントのパスワードといった個人情報を盗み出す行為のこと。
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