はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Web3ゲーム「Tatsumeeko」、イーサリアムとソラナにローンチを計画 10億円を資金調達  

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3ゲームが10億円を調達

多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)の「Tatsumeeko」は9日、シードラウンドで約10億円(750万ドル)の資金を調達したことを発表した。

今回の資金調達はDeFiance CapitalとDelphi Ventures、BITKRAFT Venturesが主導。他にはバイナンスラボやアニモカブランズらが出資した。今回の資金を活用し、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)のブロックチェーンにTatsumeekoをローンチできるように開発を継続する。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

Tatsumeekoは現在開発中のゲームで、Discordやモバイル端末を利用するコミュニティと、現代のファンタジーロールプレイングゲームの架け橋なることを目指している。以下の動画ではDiscordを利用してゲームを楽しむ様子も描かれており、最後にはTatsumeekoはWeb3(分散型ウェブ)のゲームであると説明した。

Web3とは

ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。現状の中央集権体制のウェブはWeb2と定義されている。

▶️仮想通貨用語集

Tatsumeekoのルーツは、コミュニティが主導したプロジェクト「Tatsu.GG」。Tatsu.GGはTatsumeekoの初期のコンセプトに相当し、現在はTatsu.GGを作り上げたチームがTatsumeekoの開発を行なっているという。Tatsu.GGのユーザー数は世界で6,000万に上る。

現在、仮想通貨やNFT(非代替性トークン)、ゲームのプロジェクトは、多くがコミュニケーションツールとしてDiscordを利用。Tatsumeekoの発表によれば、月間1.4億超のユーザーが使っているという。Tatsumeekoのチームは2015年、こういったプラットフォームをまたいでゲームのエコシステムが作れるのではないかと考え、Tatsu.GGを考案したとしている。

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

TatsumeekoはDiscordに加え、iOSとAndroidの端末やウェブサイトで利用できるようになる予定。モンスターと戦ったり、「Ielia」という世界を探検したり、仲間を増やしたりしながら遊ぶことができる。報酬には「IGS」というトークンを導入し、長期的にはWeChatやTelegramなどのソーシャルプラットフォームにも対応する計画だ。

2021年11月には、所有者が報酬や特権を得られるというNFT「Meekolony Pass」をソラナブロックチェーン上でリリース。Meekolonyをステーキングし、IGSを得ることが可能だ。

また来月初めには、ユーティリティや特性を持つランド(土地)「Aethereal Parcels」の販売を開始する予定。Meekolonyの保有者にはランド販売のホワイトリスト(先行購入権利)が付与されるという。

関連仮想通貨ソラナ(SOL)とは|注目ポイントと今後の将来性

関係者のコメント

TatsumeekoのDavid Lim最高経営責任者(CEO)は今回の発表で、Discordを利用するWeb3コミュニティが急増し、コミュニティのことを第一に考えることの重要性が増しているが、ユーザーを確保・維持するのは難しいと課題を指摘。その上で、以下のようにコメントした。

トリプルA(最高レベル)の複数のRPGを開発している経験を活用し、持続可能なトークンの仕組みをDiscordに導入して、新しいソーシャルなMMORPGを構築することでこの課題を解決する。

同時に、Tatsumeekoを活用するWeb2やWeb3のゲーム、ブランド、NFTプロジェクトに価値を与えていきたい。

また、Delphi Venturesの担当者は次のように述べている。

Discordがゲームを主導するというTatsumeekoのアプローチは、Web2とWeb3のゲームプレイヤーに希少な体験を提供するだろう。

これからのTatsumeekoの発展を楽しみしているし、「遊んで稼ぐ」というビジョンの達成をサポートしていきたい。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/15 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米SEC委員長のDeFi支持発言でETH上昇やXRPL採用事例増加など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン中東リスクで調整、FOMC通過後の買い戻し予想|bitbankアナリスト寄稿
bitbank長谷川アナリストによる仮想通貨ビットコイン(BTC)週次分析。中東情勢緊迫化で1600万円から1490万円に下落するも、過去の地政学リスク時と同様に一時的調整と分析。FOMC通過とトランプ減税法案への期待で反発予想。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|アーサー・ヘイズのBTC急騰分析に高い関心
今週は、参政党の神谷代表による仮想通貨政策提案、米コネチカット州による反戦略的ビットコイン準備金法可決、アーサー・ヘイズ氏によるビットコイン急騰分析に関するニュースが最も関心を集めた。
06/14 土曜日
13:55
相次ぐ小規模企業による大規模な仮想通貨投資発表、VanEck専門家は株価操作の可能性を指摘
時価総額数億ドルの小規模上場企業が数百億ドル規模の仮想通貨アルトコイン購入計画を発表する事例が相次いでいる。VanEck専門家は一部を株価操作目的と分析し、投資家に注意を促している。
13:10
ビットコイン保有企業の増加でシステミックリスク上昇=コインベース分析
米コインベースが最新レポートで、現在228社が仮想通貨ビットコインを82万枚保有していると指摘し、こうした財務戦略でシステミックリスクも上昇していると説明した。
11:38
イーサリアム専門家らがETH価格を「大幅に過小評価」と主張、長期目標8万ドルも
イーサリアム技術者らが新報告書でETHを「デジタル石油」と位置付け、ビットコインとの比較で機関投資家向けに大幅な過小評価を訴える。ステーキング収益や供給上限機能により長期的な価値上昇を予測。
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧