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ハッカー、1,800万のOPトークンを返還

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

盗難資金を返還

9日に起きたOptimismのOPトークン不正流出の事件で、ハッカーは1,800万のOPトークンを返還したことがわかった。

ハッカーは9日に、2,000万のOPトークンをWintermuteのマルチシグアドレスから不正に取得し、100万OPを売却したが、その後は100万のOPをイーサリアム創設者であるヴィタリック・ブテリン氏のウォレットに送金した。

今回の返還にあたって、ハッカーは100万のOPを18回にわたって、Optimismのコントラクトアドレスに送金していたことが確認された。

Optimismはイーサリアム(ETH)のL2ソリューションを開発する企業で、今月1日にガバナンストークンのOPをエアドロップの形で配布している。今回流出した分はマーケットメーカーWintermute側に送金する予定のものだった。

Wintermuteの代表者は声明で「今日のニュースは、非常に前向きな展開と捉えている。Optimism財団が完全なものとなり、エコシステムの構築と成長に集中できるようになったのだ」、「脆弱性を発見した人物は、ホワイトハットハッカーになることを選択し、仮想通貨コミュニティ全体にとって良い前例となった。そしてWintermuteは、懸賞金を損失として受け入れなければならない一方で、これからはOPトークンの流動性提供に完全に集中できるようになる」とコメントした。

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