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業界初のブロックチェーンゲーム特化型ローンチパッドSeedify|成長の軌跡を辿る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンゲーム特化型プラットフォーム

21年5月にBeepleのデジタルアート作品「5,000 days」がオークション75億円で落札された事例をきっかけに注目を集めたNFT(非代替性トークン)。その後の市場の発展に伴って、NFTプロジェクトを支援するインキュベーターや、トークンセールが開催されるローンチパッド・プラットフォームも多く登場しました。

その中でも、早期からブロックチェーンゲームにフォーカスしていたプロジェクトがSeedifyです。本記事ではNFTやブロックチェーンゲーム、メタバース(仮想現実)プロジェクトの育成に注力するプロジェクト「Seedify」の概要を説明していきます。

Seedifyとは

Seedifyはブロックチェーンゲームに特化したインキュベーター兼ローンチパッド・プラットフォームです。

トークン所有者が管理するコミュニティ主導型プロジェクトとして始動したSeedifyは、一般的なトークンセールは行っていないため、シード投資やVCなどの投資・出資を受けていないのが特徴の一つです。

発足から1年弱で50以上のプロジェクトがSeedifyで立ち上がり、そのTwitterフォロワーは60万以上にまで成長。Seedifyの実施するIGO(イニシャル・ゲーム・オファリング)には平均で4,500人以上の参加者がジョインしてきた実績を誇ります。

Seedifyは現在、4つの革新的なブロックチェーン・ゲームとNFTのプロジェクトをインキュベートしている最中です。

21年10月にはSeedify V2の計画を紹介。今後は独自のNFTローンチパッドやNFTマーケットプレイス、そしてメタバースプロジェクトのリリースを予定しています。

仕組み

Seedifyはプロジェクトや企業に対して必要な資金を提供する一方、投資家には画期的なプロジェクトのトークンセールなどに参加する手段を提供します。

Seedifyでトークンセールを行うプロジェクトは、Seedifyのデューディリジェンスチームによって、初期時価総額から権利確定期間、チームメンバーの経歴まで調査されます。

SeedifyのIGOローンチパッドは9つの異なるティア(階層)に分かれており、Seedifyの独自トークンである「SFUND」の保有者はプライベートセールやIGOなどに参加できます。

IGOとは

ブロックチェーンゲームプロジェクトの資金調達方法。参加者はゲームの初期開発をサポートしながら、NFTへの早期アクセス、ゲームのVIPプレビュー、プレミアムレベルのNFTを安価に入手することなどのメリットがある。

▶️仮想通貨用語集

Seedifyの歴史

Seedifyは2021年2月にコミュニティー主導のエコシステムとして始動。当初はブロックチェーン技術を活用したイノベーションを促進しながら、投資家に広範囲なプロジェクトトークンへの初期投資機会を提供するジェネラルなプラットフォームでした。

独自トークン「SFUND」が21年3月下旬のPancakeSwapへ上場すると、コミュニティイベントに参加したメンバーに300万SFUNDのエアドロップ(無料配布)を実施。この施策は25,000人のホルダーを獲得するほどに注目を集めました。

ブロックチェーン市場でローンチパッド間の競争が激化する中、Seedifyは他社との差別化を図るため、またローンチパッド機能に付加価値を付けるために、インキュベーション事業にも参入しました。

現在では、インキュベーション部門がSeedifyのコア事業となっており、トークンセールに留まらず、プロジェクトの未来に長期的な影響を与えることができるよう取り組んでいます。

ゲームに特化した理由

Seedifyの運営チームは21年7月19日、ブロックチェーンゲーム関連のプロジェクトのみに特化する意向を発表。ゲーム内アイテムをNFT化したり、P2E(遊んで稼ぐ)モデルのNFTゲームはゲーム業界全体に大きな変化をもたらすという信念の下、早期のブロックチェーンゲーム・プロジェクトに着目することを決定しました。

そして21年8月、Seedifyはゲームに特化した初のローンチパッドとなりました。ビジネス開発部門、リサーチ部門、デューデリジェンス部門の3つのチームへと組織構造を再編。ブロックチェーンゲームのイノベーションをサポートするだけでなく、SFUNDトークン所有者を保護しながら、最大の価値を提供するエコシステムの構築に務めています。

Seedifyでこれまで実行されたIGOには、戦略ベースの土地建設メタバース『Cryptoblades Kingdoms』、Play-to-Earn型NFT宇宙船ゲーム『SIDUS』、マルチプレイヤーPVPアリーナNFTゲーム『Cryowar』、メタバース×VR体験『Bloktopia』などがあります。

特定のエコシステムに拘らない(チェーン・アグノスティック)であることもSeedifyの特徴です。イーサリアムやソラナ、ポリゴン、BNBチェーン、アバランチ、ファントムなど、様々なブロックチェーン上で展開されているプロジェクトのトークンに投資することができます。

提携企業

また、Seedifyはインキュベートしているプロジェクトの成長をさらに支援するために、多数の優良企業と提携。主な提携先は以下の通りです。

  • Metrix Capital
  • Bluewheel Capital
  • Gate.io
  • Ferrum Network
  • AlturaNFT
  • Unique Network
  • Yield Guild Games(YGG)
  • Polygon
  • Phala Network
  • Apeswap
  • Kairon Labs
  • Travala
  • NGC Ventures

独自トークン:SFUND

SFUNDはSeedifyプラットフォームのユーティリティトークンです。IGOおよびINO(イニシャル・NFT・オファリング)への参加に必要なほか、ステーキングやファーミング、またシードステーキングなどのユースケースがあります。

シードステーキングでは、Seedifyによってインキュベートされた新しいプロジェクトから無料のトークンを受け取ることができます。ここで得た利益は旅行代理店サイトTravalaで旅行費などに充てることが可能です。

ローンチパットの参加方法

Seedify.fund Launchpadに参加したい方は、最初にMetamaskやTrustwalletなどのウォレットを使用してKYC(本人確認)を完了する必要があります。KYCはサードパーティ・アプリ「Blockpass」を使用します。

KYCを終えたらステーキングに移ります。Seedifyでは、SFUNDの保有量が多いほど、IGOで取得可能なトークンサイズが大きくなる階層システムがあることを押さえておきましょう。

10,000 SFUNDを保有する第6階層から上の階層は、プライベートラウンドやシードラウンドへ参加できるなどのメリットもあります。

IGOのホワイトリストに参加するには、KYCプロセスで使用したウォレットへSFUNDを移す必要があります。SFUNDトークンは、分散型取引所Pancakeswapや、仮想通貨取引所Bybit、Gate.ioなどで購入できます。なお、セキュリティを考慮して、Metamaskを使用する際はコールドウォレット(Ledger、Trezor、Safepal)でトークンを保存するようにしましょう。

続いて、IGO毎にホワイトリストのスナップショットが作成される期日までに、SFUNDをステークする必要があります。ステーキングは公式サイトの「ステーキング/ファーミング」タブで行います。

最後に、各プロジェクトのIGO当日に、以下の手順を実行することを忘れてはいけません。

  1. IGO Launchpadにアクセス
  2. ウォレットをSeedifyローンチパッドに接続
  3. IGOで参加するプロジェクトの「プール」を選択
  4. 表示されたポップアップで「トークン購入」ボタンをクリック(自分の階層の上限を超える参加はできません)
  5. 購入可能数量を参考に数量を指定し、スワップを実行する
  6. トークンはエアドロップによるトークンリストの時点で利用可能になるか、クレームプラットフォーム(claim.seedify.fund)で取得できるようになる

まとめ

投資家にとってSeedifyは、IGOを通してローンチ前のゲーム内トークンを取得したり、シード資金調達ラウンドやプライベートセールなどの特別な機会にアクセスできるプラットフォームとなっています。

データサイトCryptorankによると、Seedifyは最高値ベースの平均ROIが3600%(執筆時点)を超えており、ブロックチェーンゲーム分野でトップのローンチパッドと評されています。このパフォーマンスは偶然ではなく、チーム、パートナー、デューデリジェンス体制、マーケティング・ネットワーク、コミュニティサポートといった総合力により支えられています。

高品質のプロジェクトのみを選択し、長期的な成功に向けたインキュベーション事業を重視する運営方針により、Seedifyでブロックチェーンゲーム市場の重要なエコシステムが形成されようとしています。

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