はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Binance Pay、配車など多様なサービスと連繋へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Binance PayとSplytが提携

様々なアプリを統合するプラットフォームSplyt(スプリット)は14日、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスとの提携を発表した。今後、バイナンスの決済アプリBinance Payのユーザーは、配車やフードデリバリーなど様々なサービスの対価を仮想通貨で支払えるようになる。

Splytは、タクシーなど配車サービス、バイクシェアリング、旅行、チケット、様々な体験プロバイダーなどのサービスを、多機能アプリやトラベルプラットフォームに統合している。

提携完了後、Binance Payのユーザーは、別途配車サービスなどのアプリを端末にダウンロードすることなく、Splytに統合された様々なサービスを使うことが可能だ。複数のユーザー名やパスワードを覚えたりすることなく、Binance Payを使用して、各種の取引を行うことができる。

公式発表によると、Splytと提携するサービスのネットワークには、世界150か国以上の移動サービス、30万以上の旅行、チケット、その他のプロバイダーが含まれるという。

またSplytは、Alipay、Grab、Booking.comなど大手アプリとも提携しており、すでに世界で数十億人のスマートフォンユーザーが活用できる状態だ。各種サービスのローカル言語への翻訳も支援し、グローバルに顧客サポートを提供している。

SplytのPhilipp Mintchin共同創業者兼CEOは、提携について次のようにコメントした。

世界有数の仮想通貨取引所であるバイナンスと提携し、そのアプリがいち早く配車サービスを統合して、真のスーパーアプリに進化することに関わることができて、とてもうれしく思っている。

9,000万人のバイナンスユーザーは、私たちの配車や体験プロバイダーのネットワークにとっても、非常に強力な需要を生み出してくれるだろう。

公式発表によると、仮想通貨取引所が、そのアプリと配車サービスを連繋させるのは今回が初めての事例になるという。

Binance Payの事業開発地域責任者Pakning Luk氏も、「Splytと提携して、ユーザーに提供できる機能を広げられたことを誇りに思う」と述べた。

Binance Payは、2021年2月までは友人や家族に仮想通貨を送ったり、受け取ることができるP2P形式の取引機能だけを提供していたが、2021年3月より、小売店での決済機能を組み込んだ。Binance Payを導入した世界の小売店で、利用手数料を必要とせずに、仮想通貨決済が可能になっている。

今回のSplytとの提携により、さらにアプリとしての機能が拡大する格好だ。

関連バイナンスの決済サービス「Binance Pay」、小売店の支払いに対応──ビットコインなど33銘柄が利用可能に

バイナンスは事業拡大の方針

バイナンスのChangpeng Zhao(CZ)CEOは今月、大型カンファレンス「Consensus 2022」で、「もし今が仮想通貨の冬ならば、バイナンスはその機会を最大限に活用していくだろう」と述べた。

ジェミナイやコインベースなどの仮想通貨企業が人件費を削減する中、バイナンスは「非常に健全な資金」を有しており、フォーチューン誌の取材では「現在、エンジニア、製品、マーケティング、ビジネス開発などで2,000以上の職種を募集している」とも語った。

なお、取引所スタッフ数の拡大だけではなく、M&A活動の強化にも乗り出す方針だという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧