はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

メタバース上の火星を開拓、NFTゲーム「Mars4」とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Mars4とは

Mars4」は、メタバース(仮想現実)上の火星を舞台とした3DのNFT(非代替性トークン)ゲームです。プレイヤーは入植者として、火星の大地を探索しつつ資源を収集、惑星の開拓を目指します。

米航空宇宙局(NASA)の実際の火星のデータから、ゲーム内の地形は作られており、火星最大の火山「オリンポス山」なども再現されています。

ゲームジャンルは、PvE(プレイヤーVS環境)のサバイバルゲームで、プレイヤーはメタバースの一員として惑星を開拓し、長期的には火星のテラフォーミングを目指します。

経済システムの中心は暗号資産とNFT

本作には、Play to Earn(遊んで稼ぐ)システムが採用されており、遊びながら独自トークン「MARS4 dollars」を報酬として得ることが可能。

エコシステムは、暗号資産(仮想通貨)とNFT(非代替性トークン)によって構成されており、作中の仮想土地(LAND)もNFTとして展開されています。

LAND数は発行上限があり、総数は99,888個。広さは通常、1つあたり1448平方キロメートルです。

LANDNFTの購入は、「Mars4」の公式サイトから行います。購入方法は「MetaMask」ウォレット使用して、その中に保存している通貨を使用するという形式。NFTは、「MARS4 dollars」のほか、イーサリアム(ETH)やステーブルコインのテザー(USDT)、USDCで購入することも可能です。

LAND NFT保有者は、ゲームの最初にリリースされたバージョンをプレイすることができ、すべての土地はNFTと同じように表現されます。土地の区画を持っていればプレイ可能です。

この土地はプレイヤーが自由に運営することが可能で、建物を立てて開拓したり、他プレイヤーを呼べます。他プレイヤーは「訪問客」として招待するほか、LANDの開拓に従事してもらうことも可能。これらの活動から、LAND所有者は「MARS4 dollars」を得ることができます。

「MARS4 dollars」は、「Mars4」のゲーム全体で使用されます。

火星メタバースのすべてのトランザクションはMARS4トークンで発生し、他のプレイヤーとリソースを交換したり、土地から税金を徴収したりできるようになります。

また、MARS4のWebサイトと、SushiSwapなどの外部トークン交換の両方にデポジット出来るため、MARS4トークンから収益を得ることができます。

MARS4トークンを使用して土地NFTを購入すると、10%の割引が適用されます。

「MARS4 dollars」は、暗号資産取引所にも上場しており、BittrexやKuCoinなどからも購入できます。また、大手DEXの「SushiSwap」では同トークンのステーキングサービスが提供されており、トークンを預けることで報酬を得ることが可能です。

ブラウザからゲーム管理が可能

「Mars4」には、3Dゲームに加えて、Webブラウザからアクセスできる管理画面「Mars4 Control Center(MCC)」が用意される予定です。

この画面は、LANDNFT保有者向けで、ゲーム内の状況やNFTの管理を行うことなどが可能。主な機能は以下の通りです。

  • 自分のLANDをチェックする
  • パッシブ収入を得る
  • Mars4 の統治に参加する
  • マーケットプレイスで他プレイヤーとトレード

「MCC」で保有するNFTは、すべて3Dゲーム側で使用できます。また、ゲーム側で収集した資源をMCCを通して取引することも可能です。

トークンの投資システムも存在

ゲームの進行の大部分では、土地を発展させ、プレイヤーや入植者の数を拡大していくことになります。

LAND保有者は、以下のような土地経営を行うことができます。

  • 新しい入植者の募集
  • コロニー建設計画の立案
  • 建築・経済許可の取得
  • 目的を持った労働力として入植者の組織

各LANDの開放状況は所有者が決定可能で、地主(LAND保有者)は、自分の土地を建てるために他の人を雇うことができます。

LAND保有者とその他のプレイヤーは、「MARS4 dollars」を投資して、NFTベースのユニークなInnovative Technology(革新的技術)を得られるR&Dプロジェクトも実施可能。

成功した場合、このノウハウは他のLAND保有者とマーケットにて取引することができ、また自分の土地でこの技術を使用することもできます。

NFT保有者は、「コミュニティプール」から受動的に報酬を得ることもできます。このプールは「Mars4」のNFTを多く購入することで貢献スコアが上昇。スコアに応じて、NFT報酬を分配するための投票を行えます。

また、コミュニティプールは、販売(B2BとB2Cの両方)や広告などによって発生した収益から20%を手数料として徴収し、コミュニティのための貯蓄を行っています。また、プレイヤー間の資源取引には手数料が発生し、輸送ルート上の土地所有者には、通行料が支払われます。

なお、LANDNFTは、888種類のレアバージョンも用意されています。これらのNFTの地形はユニークなものとなっており、一般的な土地と比較すると広大な面積を有しているのが特徴。現時点ではこれらのNFTは入手できず、2023年Q3を予定するゲームの正式リリース後に展開が開始される予定となっています。

Mars4」は将来的にNFT展開の拡張も予定しており、ゲーム内アイテムや車両、キャラクターのNFTを導入する計画です。

土地のNFTを持っている場合のみゲームをプレイ可能で、土地NFTを保有している場合は、キャラクターを無料で入手できます。

早期サポーター向けのデモ版が配信中

Mars4」は現在、LAND NFT所有者向けのデモ版を配信中。これは早期サポーターが遊ぶことを想定したバージョンで、支援者にゲームの仕様を把握してもらうことを目的としています

なお公式サイトには、今後の開発計画を示すロードマップが掲載されています。

22年Q4にはシングルプレイ版のリリースが予定されており、23年Q1にマルチプレイヤーモードがローンチされる計画。同年には、NFTのマーケットプレイスの開設やレアNFTを対象としたオークションシステムも実装される予定です。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 金曜日
06:25
ストラテジー3Q決算、純利益4300億円 前期比で大幅減少
ストラテジーが第3四半期決算を発表し、ビットコイン保有による含み益拡大で純利益28億ドルを計上した。26日時点で約64万808BTCを保有し10兆円に到達。
06:05
コインベース決算、純利益666億円に急増 仮想通貨市場のボラティリティから恩恵
コインベースが第3四半期決算を発表し、純利益が4億3260万ドルと前年同期の7550万ドルから大幅に増加。仮想通貨のボラティリティ上昇で取引高が拡大したことが要因。
06:00
スカイ(SKY)の買い方・将来性、ステーブルコインUSDSの特徴
Sky Protocol(スカイ)は、S&P格付け取得で注目の次世代DeFi。SKYトークンとUSDSステーブルコインの買い方、特徴、将来性をわかりやすく紹介します。
05:30
グレースケールのソラナETF、初日2億円純流入 パウエルFRB議長のタカ派姿勢が影響か
グレースケールのソラナETFが29日に取引を開始し、初日に140万ドルの純流入を記録した。1日早く上場したビットワイズのBSOLは同日4650万ドルの流入を集めて先行している。
10/30 木曜日
21:12
海外大手仮想通貨取引所Bybit、日本人の新規登録を10月31日から停止へ
海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所のBybitが、10月31日から日本の新規ユーザーの登録を停止することがわかった。既存ユーザーは継続利用可能だが、時間の問題と見る向きも。正式登録事業者としての認可取得に向け当局と協議中。
18:12
OKJ、仮想通貨「セイ(SEI)」ステーキングを開始へ【預けて増やす】
OKJはレイヤー1ブロックチェーン「SEI」のステーキングを開始。SEIを預けて報酬を得られる仕組みで、年率138.88%の特別企画も開催中。
18:08
トランプ系ミームコイン発行社、クラウドファンディング事業の買収を交渉中か=報道
トランプ関連ミームコイン「$TRUMP」の発行会社Fight Fight Fight LLCが、クラウドファンディング大手Republic.comの米国事業買収に向け交渉中。90%下落した同トークンの実用性拡大を図る。
17:17
オーストラリア、仮想通貨を金融商品に分類へ ステーブルコイン事業者にはライセンス義務
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は29日、ステーブルコインやラップトークンを金融商品に分類し、事業者にライセンス取得を義務化すると発表。2026年6月まで執行猶予措置を設け、政府のデジタル資産改革と連携して段階的な移行を支援する。
16:35
オンド・ファイナンス、BNBチェーンでトークン化証券展開へ 米国株に24時間アクセス可能に
オンド・ファイナンスがトークン化証券プラットフォームをBNBチェーンに拡大。340万人のユーザーが100銘柄超の米国株式とETFに24時間アクセス可能に。トークン化証券市場は8月以降2倍以上成長。
15:15
メタマスク開発企業のコンセンシスがIPO検討か JPモルガンらをアドバイザーに起用=報道
イーサリアム系仮想通貨ウォレットで知られるコンセンシスがIPOを準備していると伝えられる。JPモルガンとゴールドマン・サックスをアドバイザーに起用した。
12:33
21シェアーズ、ハイパーリキッド(HYPE)ETFをSECに申請 DeFi資産の主流化進む
21シェアーズが10月29日にHYPE ETFを米SECに申請。時価総額160億ドルのDeFiトークンHyperliquid(HYPE)への機関投資家の関心が高まる中、ソラナ、ライトコイン、HBARなど暗号資産ETFの上場ラッシュが続いている。
12:18
イーサリアム財団、企業・機関投資家向けサイト開設 プライバシー強化とDeFi優位性を強調
イーサリアム財団が企業向け新サイトを開設した。RWAやステーブルコインでの高い市場シェア、大手企業の採用事例、プライバシー強化への取り組みなどを紹介し、企業のブロックチェーン活用を支援する。
12:06
マスターカード、仮想通貨インフラ「ゼロハッシュ」を最大3,000億円で買収交渉中か=報道
決済大手マスターカードが仮想通貨・ステーブルコイン企業Zerohashの買収交渉を進めていると伝えられる。3,000億円規模の大型買収案件となる可能性もある。
11:54
メタマスク、報酬プログラムのシーズン1を開始
イーサリアムなどに対応する仮想通貨ウォレットのメタマスクは、報酬プログラムのシーズン1を開始。シーズン1では報酬として計46億円相当のLINEAトークンが割り当てられている。
10:46
ヘデラ(HBAR)の特徴や将来性、おすすめ取引所、買い方まで徹底解説
ヘデラ・ハッシュグラフ(HBAR)の特徴や投資メリット、おすすめの取引所を詳しく解説。Google、IBMなど大手企業が参画する次世代の分散型台帳技術として注目を集めるHBARの投資方法をご紹介。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧