WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

L1チェーンのHarmonyがハッキング被害を公表、約135億円の不正流出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Horizon Bridgeから不正流出

ブロックチェーン間の資産移動に利用される「ブリッジ」サービスの一つで23日、総額135億円(1億ドル)相当の暗号資産(仮想通貨)が不正流出したことが明らかになった。

Harmony(ONE)のエコシステムで構築された「Horizon Bridge」は、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンやBNBチェーンとの間で資産移動に使用されるブリッジングサービス。イーサリアム上で米ドル・ステーブルコイン(USDC)をロックアップするとHarmonyのトークン規格(HRC20)のUSDCを受け取って運用したり、元のチェーンに戻すこともできる。

日本時間23日午後21頃、合計11件の不正なトランザクションによりイーサリアム・チェーン上で同ブリッジから複数のトークンが流出。その後、分散型取引所UniswapでETHに交換された。履歴を見ると、主にFrax(FRAX)やAave(AAVE)、Sushi(SUSHI)等が売られている。

Harmonyチームはブリッジ機能を停止し、取引所と連携するなど事態の悪化防止に努めている。また、「国家当局やブロックチェーン分析の専門機関」と協力して資金を取り戻すために攻撃者を追跡していると述べた。

その後、同チームは特定したハッカーのウォレットアドレスを公開。該当アドレスには約132億円のイーサリアム(85,837 ETH)と約7万ドル(900万円)相当のアルトコインが残されている(執筆時点)。

関連:トークンブリッジ「Wormhole」、評価額3,000億円でプライベートセール実施か

不正流出が相次ぐブリッジ

本件の原因は分かっていない。Horizon Bridgeはブロックチェーンセキュリティ企業Peckshieldによる監査を20年11月に完了していたが、22年4月にはマルチシグ(複数署名)の設計に脆弱性があると指摘されていた。

様々なブロックチェーンが台頭するにつれて、クロスチェーン・ブリッジへの攻撃が増加している。22年2月には、仮想通貨の互換性技術を開発するWormhole(ワームホール)上で構築された、ソラナ(SOL)とイーサリアム(ETH)のブリッジから12万 ETH(約373億円)が流出したことが明らかになっていた。

NFT(非代替性トークン)ゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」用のチェーンとイーサリアムをつなぐRoninブリッジも3月にハッキングに遭っている。17万3,600ETH(720億円相当)と2,550万USDC(31億円相当)が盗まれた。調査により、攻撃者がバリデータの秘密鍵を盗み、Roninブリッジから出金を実行したことが分かっている。

関連:米財務省、Ronin資金流出の背景に北朝鮮のハッカー集団を特定

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/30 金曜日
10:34
ビットコインノード停止の脆弱性をAI発見 Windows・macOSに影響
ビットコインの主要ノードソフトBitcoin Coreが、Windows・macOSなどで動くノードを停止させうる脆弱性を公表した。修正版は配布済み。LLMによる自動スキャンが見つけ、5日で公表に至った経緯を伝える。
09:58
JPYSC発行のSBI新生信託銀行、暗号資産信託会社を12月に吸収合併
SBIホールディングスとSBI新生銀行は29日、円建てステーブルコインJPYSCを発行するSBI新生信託銀行と、暗号資産信託を手がけるSBIクリアリング信託の合併を発表した。12月31日付の予定で、両社の信託・カストディのノウハウを集約する。
09:45
ムーディーズ、リップルのステーブルコインRLUSDに『A2』格付けを付与
米格付け大手ムーディーズが、リップル子会社発行の仮想通貨ステーブルコインRLUSDに投資適格のA2を付与した。適格な機関投資家は2営業日以内に額面で償還でき、破産時のリスクにも言及した。
09:30
三井住友FGとSBI、ステーブルコインで資本提携へ=日経
三井住友FGとSBIホールディングスがステーブルコインの活用で資本業務提携すると日経が報じた。出資先はSBIとスターテイルの合弁会社。円建てステーブルコインJPYSCや3メガ銀の共同発行など、両社の取り組みを整理する。
09:00
ZK証明のBoundless、拒否応答を外したAIを審査制で提供
ZK証明ネットワークを運営するBoundlessが、拒否応答を抑えたAIモデルをセキュリティ研究者に審査制で提供開始。第一弾はDeepSeek V4.1 Flash 1017の改変版。悪用リスクへの対応やZKCトークンとの関係も整理する。
08:30
カントン・ストラテジック、米SECの新枠組み下で上場株のトークン化を計画
カントン・ストラテジックは、米SECのイノベーション免除の下で上場株のトークン化を計画。トークン化した普通株をTSV LLCのプラットフォームで取引できるようにすることで両社間で合意したと発表した。
08:05
ソニー、ソニューム活用のエンタメ事業を公募 トークン発行計画などが条件
ソニーグループは29日、ブロックチェーン「ソニューム」を活用するエンタテインメント事業を世界のスタートアップやクリエイターから募る支援プログラムを開始した。採択条件にはトークン発行の構想・計画が含まれ、応募は12月末まで受け付ける。
07:15
大手予測市場ポリマーケット、外部事業者の侵害で4億円超が流出
仮想通貨を使う予測市場プラットフォームのポリマーケットで、外部事業者の侵害により260万ドル超が失われたと報告された。同社は影響を受けたトレーダーに全額補償する方針を示し、取引を再開している。
06:45
バイナンスから9000億円以上の仮想通貨が不正流出、過去最大規模
バイナンスのイーサリアム用ホットウォレットから25億ドル以上の仮想通貨(複数銘柄)が新規ウォレットに移動した。創業者のCZ氏はハッキングのようだと述べ、ユーザー資金は安全だと明言した。バイナンスの公式声明は出ていない。
06:00
ストラテジー、四半期営業利益が過去最大 3.2兆円のビットコイン評価益計上
ストラテジーが29日に発表した第3四半期決算で、営業利益が209.1億ドルと四半期で過去最大になった。同社は年初来26%増の848,517BTCのビットコインを保有し、優先株STRCの買い戻しも進めた。
05:45
著名投資家ドラッケンミラー、ハイパーリキッド基盤企業TradeXYZに出資 イーロン氏が反応
米億万長者投資家のスタンリー・ドラッケンミラー氏が、ハイパーリキッド上で市場を展開するトレードXYZへの出資を明らかにした。イーロン・マスク氏は「Interesting」と反応した。ハイパーリキッドのHYPEは24時間で約20%上昇した。
05:15
コインベース決算、仮想通貨取引量シェアが前年から倍増し10.7%に
コインベースが9月30日終了の第3四半期決算を発表した。世界の仮想通貨取引量に占めるシェアは10.7%で前年から倍増し、調整後EBITDAは前四半期比60%増の3億3,300万ドルとなった。
10/29 木曜日
21:55
レジャー製ウォレットの不正部品で約4.3億円被害、シンガポール警察が報告
シンガポール警察は28日、小売店で購入されたレジャー(Ledger)製ハードウェアの仮想通貨ウォレットに、リカバリーフレーズや秘密鍵を取得できる不正部品が含まれていたと発表した。9月10日以降に少なくとも2件、約4.3億円の被害が出ているという。
16:26
ビザ、ステーブルコイン精算が10倍に 年換算約3.9兆円突破
米ビザの2026年度第4四半期決算で、ステーブルコインによる精算額が年換算3.9兆円を超え、前年比10倍に拡大した。精算対応チェーンは10に倍増。ビザも参加するOUSDの流通量は約1,260億円を超えた。通期純収益は過去最高の7兆円超。
15:37
日本免税とUPBOND、JPYCで訪日客に免税還付 11月1日開始
日本免税は11月1日から、訪日客の免税還付金を円建てステーブルコインJPYCで受け取れるサービスを始める。同日開始の免税制度「リファンド方式」に合わせ、UPBONDのウォレット基盤とAvalancheを使って送付する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧