WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

シンガポール金融当局、仮想通貨の「規制強化案」を検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「追加的な規制措置を取る可能性」

シンガポール金融管理局(MAS)担当大臣は4日付けで、暗号資産(仮想通貨)について消費者保護のために追加的な規制措置を取る可能性があると述べた。

これに先駆け、同国のMurali Pillai議員は「知識の浅い人々を仮想通貨取引のリスクから保護するため、仮想通貨取引プラットフォームにさらなる制限を実施するつもりはあるか?」と質問しており、これへの回答文書として提示されたものである。

シンガポール通貨庁(MAS)とは

英語で Monetary Authority of Singapore。シンガポールの通貨当局であり中央銀行である。主に金融セクターの管理や通貨制度の維持を役割としている。

▶️仮想通貨用語集

レバレッジ規制などを検討中

Shanmugaratnam氏は回答文書で、通貨庁が消費者保護のため追加的な措置を導入することを慎重に検討しているところだと明かした。

仮想通貨関連事業者は現在、主にマネーロンダリングやテロ資金調達のリスクに対して、決済サービス法の下で規制されている。この決済サービス法は、通貨庁にも、仮想通貨サービスプロバイダーに対して追加措置を課す権限も与えるものだという。

Shanmugaratnam氏は、通貨庁が検討する措置の具体例として、小口投資家の市場参加に何らかの制限を課すことや、仮想通貨取引におけるレバレッジ使用に関するルールなどが含まれると述べた。

一方で、「仮想通貨市場は国境を超える性質を持つため、グローバルな規制の調整と協力が必要」だとも続けている。

最近の規制強化

Tharman Shanmugaratnam通貨庁担当大臣は、これまで行った制限として、「公共の場での仮想通貨関連マーケティングや広告の制限」および「仮想通貨取引のリスクを矮小化するような表現の禁止」を挙げた。

シンガポールは、最近仮想通貨への規制を強化する傾向にあり、広告の制限は1月に発表されたものだ。放送メディア、雑誌、第三者ウェブサイト、公共イベントや劇場など様々な場所での宣伝を抑制する内容であり、仮想通貨ATMを公共の場所に設置することも禁じている。

Shanmugaratnam氏によると、この制限を受けて、関連事業者は公共エリアからATMを撤去したり、公共交通機関から広告を撤去するなど遵守を進めているという。

回答文書は、通貨庁が、仮想通貨取引は投資した資金の大半を失う可能性があるなどリスクが高いことを警告してきたことにも言及した。

通貨庁の最近の動きとしては、シンガポール拠点としていた仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows Capitalの規制違反を指摘したことがある。

Three Arrows Capitalは、USTディペッグに端を発するテラエコシステムの崩壊や市場全体の暴落によって大きな損失を被り、債務不履行に陥った。

通貨庁によると、Three Arrowsは「虚偽の情報を提供」「管理者の職や株式保有に関する変更内容を期限内に報告しなかった」「規定額を超えて資産運用していた期間があった」などの点で規制に違反していたという。

関連:シンガポール中銀、Three Arrowsの規制違反を指摘

通貨庁のフィンテック分野責任者は先月、仮想通貨企業のライセンス付与に際して「時間をかけて、極めて厳格なデューデリジェンス(対象企業のリスクなどを調査すること)プロセス」を適用していくとも発言している。

関連:シンガポール通貨庁、仮想通貨を厳しく規制すると発言=報道

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/20 火曜日
11:40
ビットマイン、1.2万イーサリアムを買い増し 5%目標達成へ残り約6万ETH
ビットマインが1万2,535ETHを買い増し、ETH保有量は604万1,481ETHと供給量の4.9%に達した。仮想通貨と現金等の総額は151億ドル。トム・リー会長はAI株安や地政学リスクによるリスク回避が仮想通貨に波及したと説明した。
11:34
サム・アルトマン氏の「ワールド」、AI時代背景に「World ID」銀行向けバージョン発表
仮想通貨関連企業ワールドが銀行・金融機関向けの「World ID」を発表。送金承認やアカウント復旧などで、個人情報をその都度集めずに本人確認を行えるとしている。
11:00
JPモルガンのJPMコイン、イーサリアム上でローンチ
JPモルガンは、米ドル預金トークンのJPMコインを仮想通貨イーサリアムのブロックチェーン上でローンチしたことを発表。JPMコインの対応はベースに続き2チェーン目である。
10:38
ブラックロック、下落緩和型のビットコインETF「PBIT」を申請
ブラックロックが下落リスクを抑えるビットコインETF「PBIT」をSECに申請した。IBIT連動のオプションと短期債券を組み合わせ、上昇益の一部と引き換えに損失を和らげる。同社3本目の申請の設計と上場までの手続きを整理する。
10:00
トランプ一族関連の『USD1』、巨額償還で供給量が9%減少=レポート
トランプ一族WLFIのステーブルコインUSD1の供給量が10月6〜15日に8.71%減少した。償還によるものでイーサリアムとBNBチェーンに集中したが、ペッグは維持している。
09:36
給付金にステーブルコイン活用も 金融庁会合で各省が検討状況を報告
金融庁は、9月30日に開いた「AI時代を見据えたオンチェーン金融フォーラム」初会合の議事録を公表した。デジタル庁が給付金へのステーブルコイン活用を技術面から検討するほか、財務省は国債のオンチェーン対応を議論する研究会を10月8日に始動させた。
09:07
米スーパーリーグ株主、メタプラネットからの2100ビットコイン出資案を承認
米スーパーリーグは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業メタプラネットからの出資に関連する全ての議案を株主が承認したことを発表。両社間の取引完了は2026年4Qを予定する。
10/19 月曜日
21:16
ストラテジー、先週34億円相当ビットコインを追加購入 5週連続買い増し
ストラテジーは19日、10月12日から18日にかけて267BTCのビットコインを取得したと発表した。購入は5週連続で、保有量は848,517BTCに達した。証券買い戻し枠も30億ドルに拡大した。
15:05
9組織が「量子アライアンス」設立、ブロックチェーンの耐量子暗号基準を策定へ
9つのブロックチェーン関連組織が「量子アライアンス」を設立した。量子耐性の定義や耐量子暗号への移行基準を策定する。ビットコイン供給量の約30%が量子攻撃のリスクにさらされる中、4つの作業部会で標準化を進める。
14:50
セイラー氏、ビットコインは強気相場へ BTC裏付けステーブルコインにも言及
ストラテジーのマイケル・セイラー会長は講演で、ビットコインは強気相場に戻りつつあると述べた。銀行のカストディと与信の拡大を主な追い風に挙げたほか、優先株STRCの買い戻しや利回り付きステーブルコイン構想にも言及した。
11:38
7~9月の仮想通貨被害額は約1870億円、8割弱は直近の監査範囲外の経路=レポート
Hackenの報告で、2026年7~9月のハッキングや不正操作などによる仮想通貨被害は約1,870億円に上った。損失の多くは直近の監査が及ばない経路を通じて発生している。
10:54
ソラナ中国幹部が代表の上海法人を6月に設立 本体との資本関係は見当たらず
Wu Blockchainによると、Solana China共同責任者の堵燕菁氏が代表を務める法人が6月に上海で設立され、8月に合弁会社へ45%出資した。ソラナ本体との直接の資本関係は見当たらない。開発者イベント延期の経緯もまとめた。
09:39
Pacific Meta、チェーンリンクと提携拡大 機関向けトークン化
Pacific Metaが16日、Chainlink Labsと戦略的提携を締結。チェーンリンクの相互運用性プロトコルCCIPを優先採用し、コンプライアンスを自動化するACEも導入支援サービスに加えた。機関向けトークン化金融の国内導入を狙う。
09:32
コアウィーブら9社、OKXICEでの自社株トークン取引に異議
コアウィーブやブロードコムなど9社が、OKXICEでの自社株のトークン化取引に異議を申し立てた。SECのイノベーション免除制度に基づくものだ。
08:45
ビットコイン軟調、ETF流出と企業の買い鈍化が一因=ギャラクシー・リサーチ
ギャラクシーのアレックス・ソーン氏は、ETFの資金流出とBTCトレジャリー企業の買いの鈍さが10月のビットコイン軟調の一因と指摘。同社集計では、5年以上動かなかった古参BTCの放出が年初来で機関の吸収量を12万7,319BTC上回る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧