はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの採掘コスト13,000ドルに低下か──JPモルガン

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの生産コスト

米金融大手JPモルガンは13日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の生産(採掘)コストが、6月初旬の24,000ドル(333万円)に対して現在は約13,000ドル(180万円)に低下したと報告した。

BTC価格にネガティブな影響を与える可能性を指摘する一方で、マイナーの生産効率の向上も指摘されている

投資家向けの書簡で記載されたグラフによると、ビットコイン(BTC)の生産コストは6月初旬の約2万4,000ドルから約1万3,000ドルに低下している。執筆時点のBTC価格は、20,675.ドル(287万円)だ。

JPモルガンのストラテジストによると、生産コスト低下の要因はビットコイン・ネットワークの「電気使用量の減少」にあるという。この指標はBTCの実勢価格とハッシュレートで算出される「CBECI(ケンブリッジ・ビットコイン電気消費量指数)」に基づいている。

電気使用量が減少する一方で、ビットコインのハッシュレートは過去数ヶ月に極端な減少を示していない。このことから、マイナーの採掘効率が向上している可能性があるとストラテジストは指摘する。

効率の悪いマイナーが大量に離脱するのではなく、より効率の良いマイニングマシンを設置することで、収益力を維持しようとマイナー達は努めている。

収益性の改善は、流動性向上やデレバレッジのためにマイナーが保有するビットコインを売りに出す勢いを軽減する点でポジティブだ。しかし、生産コストの低下は市場参加者にネガティブな印象を与えると、ストラテジストは締めくくった。

生産コストは、弱気市場におけるビットコイン価格レンジの下限として一部の市場参加者に認識されてきた。そのため、今後のビットコイン価格の見通しにとってマイナスと受け止められるかもしれない。

直近では、弱気相場にバランスシートを強化するため、ビットコインマイナーが保有するBTCを売却する事例が続いていた。

関連:英仮想通貨マイナーArgo、6月度に21億円分のビットコインを売却

7月5日に米テキサス州に拠点を置く大手マイニング企業Core Scientific社は、22年6月度に230億円(1.67億ドル)相当のビットコイン(BTC)を売却したことを発表。英国のマイニング企業のArgo Blockchainもまた、6月度に21億円分のビットコイン(637 BTC)を売却したことを発表していた。

関連:米仮想通貨マイニング企業、6月度に230億円相当のビットコインを売却

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧