CoinPostで今最も読まれています

マインクラフトのNFT否定方針を受け、関連プロジェクトNFT Worldsの価値が急落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マインクラフトをプレイしてWRLDを稼ぐ

人気ゲーム「マインクラフト(Minecraft)」をプレイして、トークンを稼げるメタバースプロジェクト「NFT Worlds」について、MOD(変更・改造)などで関連する暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)の市場価格が暴落している。

関連:マインクラフト「現在はゲームにNFTを導入する計画はない」

20日には、マインクラフトが近日中のガイドライン更新に先だって、NFTやその他のブロックチェーン技術をゲーム内で使用することを認めない意向を表明していた。

ワールド、スキン、ペルソナアイテム、その他のMOD(変更・改造)などのマインクラフトのゲーム内コンテンツは、ブロックチェーン技術を利用して希少なデジタル資産を作成できない。

NFT Worldsは、Polygon(MATIC)ネットワークを使用するメタバースプロジェクト。3Dボクセルで構成される10,000点のWorld(土地)NFTが存在し、それぞれのWorldに独自のコンテンツを構築できる。

マインクラフトにNFT Worldsのサーバーをダウンロードし、仮想通貨ウォレットアドレスを登録することで、ユーザーのゲームプレイに応じてネイティブトークン「WRLD」を獲得できる仕組み。WRLDトークンはNFT Worldsのゲーム内アセットの購入や他のトークンの交換に使用できる。

NFT Worldsの土地NFTは、21年の後半にフリーミント(無料配布)で始まり、22年2月のピーク時に、フロアプライス(最低価格)が13ETH(当時約400万円)まで上昇。CryptoSlamによると、NFT Worldsの通算販売量は220億円(1億6350万ドル)で、市場31位にまで拡大していた。

21日に、World(土地)NFTのフロアプライスは64%下落して1.13 ETH(約20万円)となった。NFT WorldsのネイティブトークンであるWRLDの価格も60%下落している。

マインクラフトのガイドライン

マインクラフト社は、マインクラフトのゲーム内コンテンツを利用したNFT機能をローンチしている外部企業について否定的な態度を示している。「希少性や特権に基づいてデジタル上の所有権を生む行為」であるとして、「誰もがゲームに参加でき、一緒に遊べるようにする、マインクラフトの価値観と異なる」と述べていた。

NFT Worldsの共同創設者はコミュニケーションチャネルDiscordで、「マインクラフトの知的財産部門と過去に複数回話をしてきた」が突然の発表に、「我々も皆と同様に不意打ちをくらった」と述べている。同氏は、マインクラフトの親会社であるMicrosoftの関係者に連絡を取り、ガイドラインについてより明確にしてもらうと述べている。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーン上で管理・取引を行うことで、デジタルコンテンツの作成者、保有者、取引履歴などの情報が保存される。固有のIDが付与されることにより、唯一無二のものであることが証明される

▶️仮想通貨用語集

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/02 日曜日
11:30
XRP筆頭に堅調のアルトコイン、BTCも引き続き強気か|bitbankアナリスト寄稿
国内大手取引所bitbankのアナリストが、底堅い推移見せた今週のビットコインチャートを図解し今後の展望を読み解く。ビットコイン・オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊ニュース|金融庁のパブリックコメントの回答に注目集まる
今週は、金融庁が、NFTの仮想通貨該当性などを訊ねるパブリックコメントに回答したニュースが最も多く読まれた。このほか、マイクロストラテジーがビットコインを買い増ししたことなど、一週間分の情報をお届けする。
04/01 土曜日
17:20
米アマゾン、NFTサービスの開発は最終段階か
eコマース大手米アマゾンが密かに準備していると噂されるNFTマーケットプレイスについて、開発が最終段階に入ったと報じられている。アマゾンはBeepleやPudgy Penguinsといった人気NFTコレクションと提携しているという。
13:00
アービトラム財団の設立投票で反対の声
アービトラムの仮想通貨ARBのエアドロップを経て、分散型自律組織を管理する組織「アービトラム財団」設立に向けた提案の投票が開始された。予算配分や管理体制に不透明な点があると反対の声も上がる中、87%の賛成票を集めている。
12:00
ロシア下院副議長「露中印が新たな共通通貨システムを開発すべき」
ロシアのアレクサンドル・ババコフ下院副議長は、インド、ロシア、中国は、新しい共通通貨の下に新たな金融関係を構築すべきだと述べた。米ドルやユーロの覇権に対抗する格好だ。
12:00
アニモカ傘下のゲーム制作企業Darewiseとは|Life Beyondのエコシステムも紹介
Darewiseはアニモカブランズ傘下のゲーム制作会社です。「Life Beyond」はDarewiseが開発中のMMOであり、ユーザーは「Dolos」と呼ばれる惑星でエイリアンと戦い、社会生活を営むことができます。遊びながら稼ぐP2Eも可能となる予定です。
11:00
イタリア当局がChatGPTをブロック
イタリアのデータ保護当局がAI言語モデル「ChatGPT」に対し、EUの一般データ保護規則違反の疑いがあるとして一時的に制限を課したことがわかった。開発企業米OpenAI社は一部有料ユーザーのクレジットカード番号(下4桁)や住所などの個人情報が漏洩したことを認めていた。
10:15
仮想通貨取引所Bittrex、米国での事業を閉鎖へ
仮想通貨取引所Bittrexは、米国の事業を4月30日に閉鎖すると発表した。規制の不透明さを主な理由として挙げている。なお、グローバル版の事業は通常通り続ける。
09:30
米政府、計1,560億円相当のBTCを23年中に売却予定
米政府は、ダークウェブ「シルクロード」に関連する捜査で押収した仮想通貨ビットコインについて、2023年に4回に分けて合計1,560億円相当を売却する予定であることがわかった。
09:00
「GM Radio」 次回は仮想通貨送金の効率化を目指す「Superfluid」らが参加
グローバル版CoinPostによる第18回GM Radioは、4月3日の21:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストに仮想通貨プロトコルを開発するConnextとSuperfluidを招待する。
08:20
ナスダック・AI関連株大幅上昇 米インフレ鈍化を好感
本日のNYダウは続伸し+415ドルで取引を終えた。ナスダックやS&P500もインフレ鈍化の継続を示す指標を受けて続伸した。AI関連株は大幅上昇を見せた。
03/31 金曜日
17:01
ETHGlobal Tokyo、世界的ハッカソンイベントを東京で開催へ
ETHGlobal Tokyoという世界的ハッカソンイベントが、東京で開催されます。ハッカソンとは、エンジニアやプログラマーが集結し、短期間でプロダクトを開発するイベントのこと。ETHGlobal TokyoではWeb3市場の知識を持たない開発者でも楽しめるような取り組みも充実しています。
16:34
DEA、国内電力大手の合弁会社とMOU締結
NFTゲーム開発・運用を展開するDEAは、「電力アセットNFT」を活用した社会貢献ゲームを検討する目的でGGG社とMoUを締結したことを発表した。GGGは東京電力パワーグリッドや中部電力等の合弁会社。電力アセットNFTは4月3日に発売予定。
16:32
ネクソン、「Oasys」バリデータに参画 
国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータとして、大手ゲーム開発企業のネクソンが参加することが明らかになった。Oasysは第二群バリデーターとして計4社を追加予定。KDDI、ソフトバンクの参画がこれまでに発表されており、残り1社の公開が期待される。
15:04
加納裕三氏、仮想通貨取引所bitFlyerの社長復帰へ
国内有数の暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyer創業者の加納裕三氏が代表取締役CEOに復帰することが発表された。今後は経営改革を加速し、株式市場での新規株式公開(IPO)を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア