はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米コインベース、中間選挙に向け有権者登録ツールをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨規制の方針に影響

米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは26日、11月に実施される米国中間選挙に向け、「賢明な仮想通貨政策を支持するリーダー」を選出するためのイニシアチブを立ち上げた。有権者登録ツールを含むこのイニシアチブは、仮想通貨ユーザーが重要な政策に関する議論に参加するための情報と機会を提供することを目的としている。

コインベースは、2022年の米国中間選挙は「仮想通貨の歴史上、最も重要な選挙だ」と主張。同社の「オープンな金融システムを構築し、世界の経済的自由を高める」というミッションに密接に関連しているため、あえて政治プロセスに関与する選択をしたと述べた。

コインベースのFaryar Shirzad最高政策責任者は、今後数年の間に、その後数十年の業界の方向性を決める法律や規制が策定されると見込んでいる。今議会だけでも仮想通貨規制に関連する50以上の法案が提出されているという。

つまり、11月の中間選挙で選出される議員が、仮想通貨、ブロックチェーン、そしてWeb3の規制方針について、重要な決定を下す可能性があるわけだ。

そのため、議員らが仮想通貨の仕組みや可能性を理解し、米国で継続的なイノベーションを促進すること、さらに経済的自由の未来のため前進する政策の枠組みをサポートする姿勢が不可欠だとShirzad氏は強調した。

コインベース

コインベースとは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く仮想通貨取引所。2012年に創業、2021年4月に米ナスダック市場に上場し、同年8月に日本人向けのサービス提供を開始した。

▶️仮想通貨用語集

ユーザーからの要望

コインベースによると、イニシアチブを立ち上げた背景には、同社の顧客をはじめ仮想通貨コミュニティからの強い要望があった。現在提出された法案の仮想通貨に対する影響を理解し、議論への参加を通して将来を形作ることに関与する手段を切望する声が高まっていたという。

コインベースは政治的プロセスに参加する最大の障壁として、(1)論点に関する教育と(2)投票へのアクセスの二点を指摘。イニシアチブの核心はこれらの障壁を克服するよう支援することだという。

その一環として、今回立ち上げたのが、有権者登録のツールで、外部サイトである政治活動支援プラットフォーム「Capitol Canary」にリンクされている。コインベースがCapitol Canaryに提供された情報へのアクセスや収集を行うことはないと明言した。

中間選挙後に期待

証券取引委員会(SEC)は7月、コインベースが未登録証券の取引を提供していた可能性があるとして調査を開始した。

関連:米SEC、コインベースの未登録証券提供を捜査か=報道

コインベースのBrian Armstrong最高経営責任者は、米CNBCとのインタビューで、「議論の余地がある」仮想通貨の分類について中間選挙後により規制が明確化されることを期待していると述べた。

中間選挙で仮想通貨推進派の議員が議席を増やした場合、規制の方向性に影響をもたらす可能性は十分に考えられるだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧