はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英ビットコイン取引所コインコーナー、ドバイ王室企業「Seed Group」と提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

UAEでビットコイン事業拡大

英王室属領のマン島に拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所、コインコーナー(CoinCorner)は21日、アラブ首長国連邦(UAE)のプライベートオフィス「Seed Group」と戦略パートナーシップを締結したと発表した。UAEでビットコイン取引のためのソリューションを提供する。

2014年に設立された業界古参のコインコーナーは、ビットコインとライトニング・ネットワークに特化した取引サービスを提供。マン島政府とビットコインに友好的な規制の枠組みづくりで協力し、デジタル通貨を英国全土で受け入れられる取引形態とするよう努めてきた。

今年5月には実店舗でも使用可能な、非接触型決済のビットコインカード「Bolt」の販売を開始している。

ライトニングネットワーク

ライトニングネットワークとは、ビットコインのトランザクション処理能力を解消するため、レイヤー2を利用したオフチェーン技術のこと。ライトニングネットワークの導入により、混雑しがちなブロックチェーン外で取引を行うことが可能になり、取引の高速化や手数料削減につながる。取引の高速化や手数料削減が実現すれば、少額決済が行えるようになるため、新しい商品やサービスが生み出されると期待されている。

▶️仮想通貨用語集

Seed Groupは、ドバイを拠点とするコングロマリットであり、ドバイの支配階級Al Maktoum家の一員である実業家のSheikh Saeed bin Ahmed Al Maktoum氏が設立したプライベートオフィス。世界のテクノロジー企業と提携し、投資することでドバイを中心とするより広い地域への事業拡大を支援している。

今回の提携を通じてSeed Groupは、コインセンターがUAE及び中東地域で効果的に事業拡大できるよう、政府及び民間部門のトップの意思決定者へと繋ぎ、適切なターゲット層に到達できるよう支援するという。一方、コインセンターは、UAEの一般住民にとって使いやすいビットコイン取引のプラットフォーム構築に注力するとともに、現地の企業にビットコイン取引ソリューションを提供する予定だ。

先進的な規制環境

UAEは仮想通貨事業を促進する動きが活発で、仮想通貨に有利な法律が整備され、多くの仮想通貨関連企業が拠点を構えている。

2021年には、ドバイ世界貿易センターが、同特区内で仮想通貨を取り扱う包括的な区域および規制機関になった。さらに、今年3月には仮想通貨のライセンス制に特化した仮想通貨規制局(VARA)を設立。すでにFTXやバイナンス、Crypto.com、Bybitなどがドバイでライセンスを取得している。直近では仮想通貨ウォレットや取引サービスを提供するBlockchain.comが、暫定的な事業ライセンスを取得したと発表した。

関連:Blockchain.com、ドバイで仮想通貨事業ライセンス取得へ

Forexの最近の調査によると、UAEは、仮想通貨の導入環境が最も整備されている上位4カ国のうちの1つ。UAEの仮想通貨市場は2020-21年度に、前会計年度比1,500%という驚異的な成長を遂げ、その取引額は、中東で3番目の規模の約3兆7,500億円(260億ドル)となっている。

Seed GroupのHisham Al Gurg最高経営責任者は、UAEは仮想通貨エコシステムを確立することで、フィンテック企業が成長できる環境を提供しようしていると強調。「個人以外にも、多数の企業が今後、ビットコインをはじめとするデジタル通貨を、取引のための法定通貨として受け入れる用意がある。」と述べた。

コインコーナーの共同設立者兼CEOのDanny Scott氏は、「独自のソリューションで、ビットコイン決済をUAEの”ニューノーマル”とするよう全力を尽くす」と抱負を語った。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧