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Blockchain.com、ドバイで仮想通貨事業ライセンス取得へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドバイで暫定的な事業ライセンスを取得

暗号資産(仮想通貨)ウォレットや取引サービスを提供するBlockchain.comは10日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで暫定的な事業ライセンスを取得したことを発表した。ドバイの仮想通貨規制局(VARA)と覚書(MoU)を締結した形だ。

Blockchain.comは、ドバイとその周辺地域で、まもなくカストディサービス、取引所、機関投資家向けのOTC(店頭取引)仲介サービスなど、個人と機関投資家の両方に向けた仮想通貨関連サービス一式を提供できるようになるとしている。

また、地域貢献の一環として現地にオフィスを開設し、現地で人材雇用を行う意向も示した。まず範囲を限定したライセンスを取得し、その後可能になり次第、フルライセンスを取得する予定だとしている。

Blockchain.comは英国ロンドンを本拠としており、すでに米国の各州や欧州のいくつかの地域でライセンスを取得済。現在、ドイツ、オランダ、フランス、スペイン、アイルランドでのライセンス取得にも取り組んでいる。

仮想通貨企業が結集するドバイ

ドバイは、仮想通貨事業を積極的に呼び込む体制を構築しているところだ。2021年には、ドバイ世界貿易センターが、同特区内で仮想通貨を取り扱う包括的な区域および規制機関になった。

さらに、今年3月には仮想通貨のライセンス制に特化した仮想通貨規制局(VARA)を設立。すでにFTXやバイナンス、Crypto.com、Bybitなどがドバイでライセンスを取得している。

Bybitがライセンス取得した際に、UAEのThani Al Zeyoudi外国貿易兼人材誘致担当大臣は「私たちは明確な規制のもとで、仮想通貨事業を運営しやすい環境を構築している」と述べた。またドバイは今後、仮想通貨やWeb3分野の関係者にとって、世界でも魅力的な居住地・勤務地になるだろうと続けた。

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広告関連のガイダンスを発行

ドバイ仮想通貨規制局(VARA)は8月、仮想通貨のマーケティングや広告に関するガイダンスを発行した。

責任ある業界参加を促進する取り組みの一環として、企業のマーケティングや消費者へのコミュニケーション活動を特に対象とするものだ。ドバイを拠点とするメディアサイト、検索プラットフォーム、ドバイ市場内の顧客を対象とするオンラインまたはオフラインの刊行物など、様々なプロモーションに適用される。

正確な説明や、販促意図の明示、投資リターンについて誤解を与えないことなどの実施基準や罰則を設けており、消費者保護を促進し市場の信頼性を高めるものだ。これにより「将来の経済において重要な要素となる仮想通貨の持続可能性」を後押しするとしている。

メタバースにも取り組み

ドバイのハムダン皇太子は7月、メタバースやブロックチェーン領域に関わる「ドバイ・メタバース戦略」を打ち出した。

メタバース上の求人で40,000件の雇用を創出し5,700億円(40億ドル)相当の経済規模に成長させる方針だ。エミレーツ航空がメタバース参入を表明しており、不動産大手Damacグループ、医療系大手のThumbayグループもメタバース事業を検討していると伝えられる。

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メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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