コインベースベンチャーズも参加
仮想通貨ビットコイン(BTC)のレンディング・ステーキングプロトコル「Block Green」はシードラウンドで5億(370万ドル)を調達したことが明らかになった。
シードラウンドを主導したのは、著名実業家Peter Thiel氏率いるFounders Fundで、コインベースベンチャーズやブリザードも参加。ラウンドは6月にクローズされた。
Block Greenはビットコインコア基盤のプロトコルで、ビットコインマイナーのための「ビットコインDeFi」を目指している。創設者のSebastien Hess氏はThe Blockの取材で、「現在、採掘業者のローンの担保はAsicsマシンだ。これはビットコインの価格に固定されている。つまり、ビットコインの価格が下がれば、採掘業者が倒産する可能性は高まる」と語った。
Block Greenを利用するビットコインマイナーは将来採掘されるだろうビットコインを担保にビットコインの貸し手から資金を借りてハッシュレートを強化することができる。同社はすでに2社の大手マイナーと契約し、10月上旬にサービスの試運転を実施する予定だ。
なお、Block Greenはエネルギー消費を重視し、持続可能なマイナーとしか提携しない方針を掲げている。