はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

18ヶ月以内に、ビットコインETFの申請が許可されるだろう|Bloomberg番組内で有識者が言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bloomberg番組内で有識者が言及
ゴールドマンサックス出身でCrypto Asset事業の共同創業者が、”Bloomberg Market”に出演し、BTCは国境なき資産クラスだと主張。ETFの見解に言及しつつ、仮想通貨市場におけるパッシブ運用の重要性を説いた。
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。 日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している、株式と投資信託の特性を併せ持った金融商品のこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Hassan氏のビットコインETFへの見解

7月30日に、Crescent Crypto Asset Managementの共同創業者および、CEOを務めるAli Hassan氏が、”Bloomberg Market”に出演し、今後のビットコインETF動向および、同社が取り扱うインデックスファンドである”Crescent 20 Private Index Fund”について言及しました。

Crescent Crypto Asset Managementは、Hassan氏を含め、ゴールドマン・サックス出身の若手3名(30歳以下)によって2017年に創業され、既述の自社インデックスファンドをアメリカの高所得者向けに提供するとともに、コールドストレージコンサルティングや、デジタル資産投資調査も請け負っています。

Hassan氏は、インタビュー内で、ビットコインは”国境なき資産クラス”であると主張し、「SECによるビットコインETFの申請許可は、18ヶ月以内に実現するだろう。」という予想を語った上、以下のように続けました。

SECは、特に一般投資家保護に焦点を当てた「投資家保護」を強く求めている。

コミュニティは、”パッシブ投資商品”が市場の参加率を高め、現在懸念されている問題も減少させると考えているようだ。私たちも実際にそのような商品が近いうちに公開されると考えている。

現時点でも、市場には興味深い商品があり、「VanEckの金融商品」もその一つだ。ただし、それらは全て一つのコインに依存している。

Hassan氏は、このように主張。単一の仮想通貨に依存するETFだけでなく、複数の通貨を網羅するETFの台頭こそが、エコシステムをさらに拡張することを示唆しました。

パッシブ運用の重要性

Hassan氏は、自社Crescent Crypto Asset Managementが運用する”Crescent 20 Private Index Fund”について語るとともに、仮想通貨のボラティリティが高い特性を持つため、市場平均と同様の運用成績を目指すパッシブ運用の重要性についても言及しました。

“Crescent 20 Private Index Fund”は、ビットコインや、イーサリアム、リップルを始めとする時価総額が高く、流動性も高い主要20通貨によってポートフォリオが構成されています。

現時点で、仮想通貨市場には2,000種類以上の仮想通貨が存在しているとされ、この20種類はその中のわずか1%でしかありません。しかし、この20種類の通貨は、仮想通貨市場全体の時価総額の90%以上を占めていおり、その影響力は計り知れません。

出典:Crescent-Crypto

また彼は、その全てがコールドストレージで保管されているため、取引所リスクを被ることがないとも言及しています。

さらにHassan氏は、運用者の偏見に捉われず、比較的安価で、税制的にも効率的であり、ある程度相関関係の相違がある20通貨を所有することで、「ボラティリティの影響を抑えることのできるパッシブ投資」こそが仮想通貨市場では最良な投資法であると主張しました。

7月24日には、アメリカの資産運用会社であるBitwiseも”Bitwise HOLD 10 Cryptocurrency Index Fund”と呼ばれるビットコインを含む主要10通貨で構成されたETFの申請書をSECに提出しており、今後も複数通貨で構成されたETFの動向が注目されています。

米資産運用会社が、アルトコインを含む主要10通貨で組成した「仮想通貨ETF」をSECに申請
米資産運用会社ビットワイズが、仮想通貨市場の80%のシェアを占める時価総額上位の主要通貨で組成した「HOLD10仮想通貨インデックスETF」をSECに申請した。ポートフォリオは、毎月リバランスされる。
仮想通貨相場の要「CboeビットコインETF」はなぜ最有力視されるのか?徹底解説
複数の取引所がSECに申請していたビットコインETFが棄却または延期され、市場はネガティブな反応を示している。しかし、現在Cboeが申請中のETFには、他にはないアドバンテージがあり、世界初のビットコインETFとして本命視される。その理由を徹底解説した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧