先物運用のETF
香港証券取引所は16日金曜日に香港初として、中国の大手資産管理会社「南方基金」の子会社CSOP Asset Managementが提供するビットコイン・イーサリアムETFを上場予定だ。南方基金の資産運用額は2022年2Qで2,700億ドルを超えている。
CSOP Bitcoin Futures ETFとCSOP Ether Futures ETFは米CMEで取引されるBTCとETHの先物契約で運用されるもので、カナダなどで取引されている現物型のETFではない。この二つのETFはすでに合計7,400万ドルを調達している。
CMEの株式・外国為替商品部門グローバル責任者Tim McCourt氏は香港当局が先物運用の仮想通貨ETFを承認したことについてアジアのデジタル資産市場にとって重要なマイルストーンとなったと表現した。
米国では複数のCME先物運用のビットコインETFが昨年SECに承認され、ProSharesやVanEckなどの銘柄が取引されている。一方、イーサリアム先物のETFや現物ビットコインのETFは未だ承認されていない。
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