引き続き非承認
米SEC(証券取引委員会)は11日、米投資会社WisdomTreeの申請した現物ビットコインETFに対して、非承認の判断を下した。
SECは8月に申請に対して最終的な可否判断を延期していたが、今回も現物ビットコインのETFは実現に至らなかった形だ。SECは声明でこれまで全ての現物ビットコインETFを非承認してきたように、「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」といった懸念点を挙げている。
WisdomTreeの今回の申請は同社による再挑戦だった。昨年12月に、申請していたビットコインETFがSECに非承認された経緯がある。
また、SECは今年ではOne River Asset Managementの申請した現物ビットコインETFや米ARK Investmentsの現物ビットコインETF、グレースケールによるビットコイン投資信託「GBTC」の上場投資信託転換申請などに対しても全て非承認していた。
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