CoinPostで今最も読まれています

4年で仮想通貨時価総額は様変わり|熾烈な競争の中で生き残る可能性のあるアルトコイン7選

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新規台頭してくる通貨と淘汰される通貨
2014年と2018年の仮想通貨時価総額ランキングを比較してみると、BTC、LTC、XRPを除き、ほとんどの仮想通貨が淘汰され、新規台頭してきた通貨がその地位を奪っており、競争が激しくなってきていると言える。
今後生き残るアルトコイン7種類
そんな中、仮想通貨業界に特化した起業家、投資家、そして、教育者であるQuittem氏は、今後生き残っていくアルトコインを様々な側面から考慮し、予想した。

仮想通貨業界は、未だ未熟で、急激に成長している業界である為、プロジェクトが日々量産されていくと同時に、同じレベルで多くのプロジェクトが淘汰されていっています。

2014年の仮想通貨時価総額ランキング上位15通貨を見ても分かる通り、現在では、ほとんど聞かなくなったようなコインが上位に多く存在しています。

一方で、現在(2018年8月)の仮想通貨時価総額ランキングと比較して見ると、2014年の上位3通貨であったビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)以外の通貨は、2018年にはもはや皆無で、ランキング上位には、4年前は開発段階にあったか存在しなかった、イーサリアム(ETH)や、ビットコインキャッシュ(BCH)という新規プロジェクトが台頭してきたことが分かります。

出典:CoinMarketCap

現在、仮想通貨市場は2017年の爆発的市場拡大とは対照的に、停滞気味に推移しています。

仮想通貨でドミナンスが1位のビットコインは一時期の最高値から現在60%以上下がっているのが仮想通貨の苦しい現状を物語っていると言えます。

そんな中、仮想通貨業界に特化した起業家、投資家、そして、教育者であるBrandon Quittem氏は今後生き残っていく仮想通貨プロジェクトを、以下の項目を基準に予想しました。

  • コミュニティの強さ
  • プロジェクトの実用性
  • 優秀な開発チーム
  • 十分な資本を確保しているか
  • 初期から存続しているプロジェクトか
  • 中国から支援されているか

Quittem氏は、コミュニティの強さ、市場に必要とされる実用性、優秀なチーム、資本を確保している、比較的初期から存続しているプロジェクト(リンディ効果)、次なる技術先進国となると考えられている中国に支援されているものという複数の側面から考慮しています。

これらの条件を踏まえ、今後生き残っていくであろう7つのアルトコインを以下のように、予想しました。

  1. ステラ(XLM)
  2. イオス(EOS)
  3. モネロ(XMR)
  4. ウォルトンチェーン(WTC)
  5. ネオ(NEO)
  6. バイナンスコイン(BNB)
  7. ライトコイン(LTC)

1:ステラ(XLM)

ステラ(XLM)は、2年にものぼる弱気相場の真っ只中であった2014年に発行され、弱気相場を生き残ってきた実績があり、国際決済を迅速かつ効率的に行うことができる実用性も備えています。

さらに、同通貨は世界有数の大手企業であるIBMとの提携を行うなど、コミュニティも大きく、ICOを行うプラットフォームとしてもイーサリアムに引けを取らないところまで発展してきています。

2:イオス(EOS)

イオス(EOS)は、承認方式にDPoSアルゴリズムを採用し、速度、スケーラビリティ、UXに焦点が当てられており、開発者のDan Larimer氏が他の仮想通貨関連プロジェクトBitSharesやSteemを進めていることも今回の評価にプラスに作用したと述べられています。

しかし、特筆すべき最大の理由は、スケーラビリティの解決、そして、1年間行われたICOで約20億円以上の資金調達に成功した点だとQuittem氏は言います。

3:モネロ(XMR)

モネロ(XMR)は、プライベートな取引を行うことができる匿名性の高さが評価されており、インターネット上での薬の売買などにも使用され、良し悪しに関わらず実用性が確保されていることが挙げられました。

そして、ステラと同様に2014年に発行され、過去の弱気相場を乗り越えてきた実績も評価されています。

4〜7:WTC、NEO、BNB、LTC

そのほかにも、ウォルトンチェーン(WTC)が中国からの支援を期待できることや、屈強なエコシステムを有するネオ(NEO)、世界最大級の仮想通貨取引所Binanceで実用性を持つバイナンスコイン(BNB)、ライトコイン(LTC)が長い歴史と強いブランドを有していることなど、様々な側面から評価しています。

また、ビットコインやイーサリアムのような主要通貨が、生き残らない場合、仮想通貨全体が淘汰されてしまう可能性があることから、この2通貨は上位に存在し続けて行くことを前提とし、今回の予想には含まれませんでした。

上記に挙げた今後も反映し続けて行く可能性が高いとされる仮想通貨は、あくまでもQuittem氏独自の予想ですが、2014年と2018年の仮想通貨時価総額ランキングを見ても、多くの仮想通貨(トークン)が新たに参入、そして、淘汰されています。

その為、現在主要と見なされている通貨であっても、長期的には淘汰される可能性や、台頭してくる新規仮想通貨に追い越されてしまう可能性は十分に存在していると言えるでしょう。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/07 月曜日
15:05
メタプラネット、ビットコイン保有量は639.5BTCに
メタプラネットは、10月7日に10億円分のビットコインを追加購入し、累計保有量は639.5BTCに達した。プットオプション取引で2億円超の利益も確保。
14:25
重要コアアップデート「Bitcoin Core 28.0」リリースへ、攻撃に対する脆弱性を解消
DoS攻撃などへの脆弱性対策を踏まえ、ビットコインコアの重要アップグレードである「Bitcoin Core 28.0」がリリースされた。なお、ビットコイン現物ETFは10月4日に純流入に転じ、約38億円の資金が流入した。
12:13
ビットコイン長期保有者が利益確定、短期保有者にリスク選好傾向 CryptoQuant分析
仮想通貨分析企業CryptoQuantが、ビットコインの長期・短期保有者の動向を分析。長期保有者の利益確定傾向から、新高値(ATH)到達までに時間を要する可能性を指摘した。
11:42
ビットコイン200MA上回る反発、中東リスク警戒もETF資金フローは改善傾向
中東の軍事的緊張が燻り9月3日以来最大の純流出を記録したビットコインETFだったがその後回復。ビットコイン(BTC)現物の市場価格も、200日移動平均線(200MA)の63,551ドルを超える反発を見せた。
09:39
TON、ミームコインを盛り上げる分散型プラットフォーム『Memelandia』ローンチ
テレグラム発のブロックチェーンTONが、ミームコイン特化の分散型空間Memelandiaを公開した。エコシステムの活性化を目指す。
10/06 日曜日
13:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ アプトス日本進出やスイ「Walrus」発表
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、スイなど主要仮想通貨銘柄の最新動向を解説。価格変動や市場の影響要因、中東情勢や米雇用統計、ETFの動きまで、今週の注目トピックをまとめた。
11:30
ビットコインは中東情勢不安定化で神経質な値動き、ETFへの資金フローに引き続き注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、今週のビットコイン(BTC)相場と来週の展望を分析。中東情勢の不安定化すによりビットコインは神経質な値動きが続く中、機関投資家のビットコイン現物ETFへの資金フローが注目される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル裁判控訴に高い関心
今週は10x Researchによるビットコイン相場分析、金融庁による仮想通貨規制の抜本的見直し、米SECによるリップル裁判控訴に関するニュースが最も関心を集めた。
10/05 土曜日
14:30
Ubisoft新作「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」、アービトラムでNFTリリースへ
新ゲーム「Captain Laserhawk」 フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計…
13:00
26000以上のBTC保有 米マラソン、ビットコインHODL戦略を継続
米マイニング大手マラソンがビットコインHODL戦略を継続。9月に売却を行わず26,842BTCを保有している。9月の採掘実績も発表した。
11:30
ビットワイズ、ビットコインとイーサリアム先物ETFで戦略変更 米国債ローテーションを採用
ビットワイズが3つの仮想通貨先物ETFの戦略変更をSECに申請。独自の「トレンドワイズ」戦略で市場下落時に米国債へローテーション。
10:45
EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査
イーサリアムのリステーキングプロジェクトEigenLayerで約8億円相当のEIGENトークンが不正売却。投資家のメールが侵害され、攻撃者がトークンを売却。
07:40
IMF「エルサルバドルはBTC投資に制限を」
仮想通貨ビットコインへの公的な投資に制限を課すことなどをIMFはエルサルバドルに勧告。IMFの報道官が会見で、同国のビットコイン政策に言及した。
07:15
コインベース、欧州でUSDTなどのステーブルコイン廃止へ MiCA法準拠で
大手仮想通貨取引所コインベースは10月4日、年末までに欧州連合(EU)域内で規制に準拠していない「ステーブルコイン」の上場廃止を行うと発表した。
06:45
ビットコインクジラ、2009年採掘のBTCを5億円分取引所へ送金
古参のビットコインクジラが5日、5億円相当のビットコインを米仮想通貨取引所クラーケンに送金したことが明らかになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア