CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレット「メタマスク」、アカウント管理機能をアップデート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

MetaMaskがアップデート

暗号資産(仮想通貨)の自己管理型ウォレット「MetaMask(メタマスク)」は、モバイルアプリとブラウザ拡張版のアップデートをそれぞれ実施した。

モバイル版については、アカウント接続の利便性を含むユーザーエクスペリエンスの最適化を図っている。

モバイル版のアップデートは、主にプライバシーを最優先し、Dappsや外部サービスへの不必要なエクスポージャーを減らすことを目的としている。

まず、MetaMaskモバイル内でウォレットとブラウザをワンタップで切り替えられるようになった。さらに、dApps(分散型アプリケーション)との接続・切断をどのアカウントで行うか、よりコントロールしやすくなってる。

Metamaskでは複数のウォレットアドレスを登録し、アカウントを切り替えて使用できる。これまではMetaMaskモバイルでdAppsと接続する際、1つのウォレットにあるすべてのアカウント(アドレス)が一斉に接続される仕様になっていた。

現在では、接続時にアカウントは別々に管理できるようになり、新しいタブを開いた場合でもタブ毎に別々に維持される。また、個々のアカウントの接続を解除することもスムーズに行えるようになっている。

2つのアドレスのリンクを断ち切ることでプライバシー性能の向上が見込まれる。例えば、アカウント1を長期ホールド用にし、アカウント2をDeFi(分散型金融)にする場合、2つのアドレス間のリンクが消失することで、アカウント2を新たなDeFiアプリケーションで積極的に接続する中で詐欺的なコントラクトに接触したとしても、アカウント1は攻撃の対象となるリスクを軽減できるなどの利点が想定される。

関連:仮想通貨ウォレット「メタマスク」、プライバシー機能を拡張

ユーザーのデータ管理がさらに容易に

ブラウザエクステンションのアップデートは主に、ユーザーによるデータの管理能力を高めることを目的としている。サードパーティーのサービスに送信されるデータ量を制限したり、RPCプロバイダーを変更する選択肢が設置された。これらの調節は、「設定」項目の「セキュリティとプライバシー」から操作できる。

出典:Metamask

デフォルトでは、受信トランザクション、フィッシング検知、サードパーティーのAPIにリクエストを送信する機能がオンになっている。これらはいつでもオフにできるようになることで、ユーザーは自分のデータに対してより多くの権限を持つことになったと主張されている。

また、新規ウォレット作成時、デフォルトRPCである「Infura」を自動的に使用するのではなく、自由に選択できるようになった。Infuraは米開発企業ConsenSysが手掛けるRPCであり、バリデーターに中継する際に、ウォレットアドレスとIPアドレスをセットで保管するポリシー変更を行って非難された経緯がある。

関連:仮想通貨ウォレット「メタマスク」、プライバシー機能を拡張

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧