XDC国内初上場
SBIグループにて暗号資産(仮想通貨)交換業を運営するSBI VCトレード株式会社は31日、国内初となる「エックスディーシー(XDC)」の取扱い開始を発表した。
これに伴い、XDCの特設サイトを公開した。
先日銘柄追加を発表した「オアシス(OAS)」を含め、SBI VCトレードの取扱い暗号資産は全17銘柄となる。
※ 2024年5月時点で取扱い通貨数は23種類
XDCは販売所での現物売買(板取引は対応外)、および積立サービス、貸しコインサービスに対応し、あわせて大手マーケットメイカーであるB2C2での取扱いやステーキングサービスも提供開始予定。
SBI VCトレードは23年5月11日、XDC Networkと日本企業で初めてパートナーシップ契約を締結した。
今後の展望としては、XDCの日本オフィス開設を皮切りに、国内でのユースケース拡大、SBIグループ企業との提携も模索するとしている。
XDCとは
XDC Networkは、年間2,000兆円とも言われる貿易金融の効率化を目的として、企業や金融機関などエンタープライズに特化したレイヤー1ブロックチェーン。
秒間のトランザクション処理能力(Transactions Per Second)は2,000を超え、取引手数料は0.00001ドルと非常に安価であることから、貿易金融やサプライチェーン管理、クロスボーダーペイメントなどの利用が見込まれる。
コンセンサスアルゴリズムは、承認者を選出するための「投票権」をトークン保有量に応じて割り当てる「DPoS(Delegated Proof of Stake)」をさらに独自改良したものを導入。DPoSは、ブロック生成の権限をデリゲートに集中させることで、ネットワークのスケーラビリティを向上させる事が出来る。
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