はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

FOMC後のビットコイン、支持線割り込み24000ドル台に 市場心理は恐怖水準へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

14日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比ドル232(0.68%)安、ナスダック指数は53ポイント(0.39%)高で取引を終えた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)では、15ヶ月ぶりとなる政策金利の据え置き(利上げ停止)が決定した。

金利先物市場はこれを織り込み済みであったが、ドットチャートにて年内にあと2回の追加利上げを示唆したことやパウエル議長が「利下げ転換の可能性は2年ほど先」などと牽制したことはネガティブ材料として意識され、ダウが急落する局面もあった。

次回7月のFOMCでの利上げ再開の可能性は高いとみられるが、パウエル議長は明言を控えた。

ドット・チャート(金利予測分布図)とは

FOMC参加メンバーが適切と考える金利水準をドットで表し、政策金利の見通しや金融政策の方向性を視覚的に示すもの。毎年3月、6月、9月、12月に公表される。

▶️CoinPost用語集

関連:FOMC利上げ休止も追加利上げ再開の可能性 米国株・ナスダック小幅高|15日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比3.65%安の25,036ドルに。

BTC/USD 日足

サポートライン(下値支持線)の25,300ドルを割り込み、一時24,821ドルまで下落した。

主要アルトでは、時価総額2位のイーサリアム(ETH)が前日比5.4%安、ヒンマン文章公開に関する思惑で上昇していたXRPが6.8%安となった。

昨今では、流動性の低下とセンチメントの弱さを露呈している。買い手不在の状況とも言える。

昨年11月のFTX破綻に加え、今年6月には米SEC(証券取引委員会)が暗号資産(仮想通貨)取引所最大手のバイナンスとコインベースを証券法違反で提訴した。時価総額上位のアルトコインの多くが「未登録有価証券」指定され、投資アプリのロビンフッドが該当銘柄の上場廃止を決めるなどしたこともあり、先行き不透明感が一層強まった。

コインシェアーズのレポートによれば、デジタル資産ファンドのフローは8週連続の売り越しとなり、計4億1700万ドルが流出した。

CoinShares

投資家心理が大幅悪化

投資家心理を示すビットコイン恐怖・貪欲指数(Crypto Fear & Greed Index)は、今年3月上旬以来3ヶ月ぶりに「恐怖」水準の40台まで低下した。

25を下回るとExtreme Fear (極度の恐怖)、56を上回るとGreed (貪欲)と判定される。

過去最低値はテラ(LUNA)ショックで暗号資産相場が暴落した22年6月で、20年3月のコロナ・ショックを下回る「7(Extreme Fear:極度の恐怖)」を記録した。

関連:1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は?

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。
10:20
VanEck、RWAトークン化ファンドを開始 イーサリアムなどに対応
資産運用大手ヴァンエックは、同社初のRWAトークン化ファンド「VBILL」をローンチ。イーサリアム、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンのブロックチェーンに対応する。
07:55
XRPの価格動向 バイナンス先物データに見る強気の兆しとは、アナリスト分析
アナリストBorisVestの分析によると、XRPはバイナンスで売り圧力が吸収され、強気シグナルが点灯。OI(建玉)の上昇と共に、価格上昇の可能性が高まる模様だ。
07:15
ビットコインの「実現価格」が示す強気相場継続のシグナル、Cryptoquantアナリスト分析
Crypto Daの分析によると、仮想通貨ビットコインの「実現価格」が上昇を続けており、強気市場が続くことを示唆。マイクロストラテジーや機関投資家のBTC購入が価格上昇を牽引。
07:05
タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ
タイのピチャイ財務相は、デジタル投資トークン「G-Token」の発行計画を発表。発行規模は200億円であることや仮想通貨ではないことなどが明らかになっている。
06:10
米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
SECがグレースケールのソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期。ブラックロックのビットコインETFにおける「現物償還方式」導入の是非も引き続き審査へ。
05:55
ビットコイン準備金法案など2件に拒否権発動 ボラティリティ懸念で、アリゾナ州知事
アリゾナ州のホブズ知事がビットコイン準備金や州機関による仮想通貨決済法案を拒否。唯一署名したのは仮想通貨ATMの詐欺対策強化法。全米でビットコイン投資への慎重姿勢が広がる中、アリゾナも追随。
05:40
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、合併に向け約680億円のビットコイン取得
テザーが約4812BTC(680億円相当)を取得。買収合意に基づきキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併に活用。Strike創業者が率いる『21キャピタル』はビットコイン特化企業として始動へ。
05:30
ロンドン資産運用会社がイーサリアムを大量購入、過去一週間で700億円相当分取得
ロンドン拠点のAbraxas Capitalが、過去6日間で約21万ETHを取得。AaveからUSDTを借入しBinanceに入金。ペクトラ・アップグレードを契機にETH価格は急上昇。
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧