CoinPostで今最も読まれています

FRBのストレステスト合格で大手銀株が上昇 米新規失業保険申請は大幅減少|30日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

6/30(金)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:34,122ドル +0.8%
  • ナスダック:13,591ドル -0.003%
  • 日経平均:33,234円 +0.1%
  • 米ドル/円:144.7 -0.02%
  • 米ドル指数:103.3 +0.4%
  • 米国債10年:年利回り3.84 -0.3%
  • 金先物:1,916ドル -0%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:30,445ドル +1%
  • イーサリアム:1,852ドル +1.2%

本日のNYダウ・ナスダック

本日のNYダウは+269.7ドルと反発。ナスダックは横ばいだった。

米FRBが前日引け後にストレステスト(3月以前の審査基準)の結果を公表した。米大手銀はすべて合格し、3月の米地銀連鎖的破綻で落ち込んだ銀行セクターへの信頼が回復しつつあることが好感され、JPモルガンやウェルズ・ファーゴなどの大手銀行株は買われた。

関連ビットコイン3万ドル節目の揉み合い続く、マイクロストラテジーはBTCを500億円相当買い増し

1-3月期四半期実質国内総生産

米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)は前期比で年率2%増加と、改定値の1.3%増から大幅に上方修正され、予想中央値の1.4%増を上回った。

今回の大幅な上方修正は個人消費と輸出によるもので、小売業・不動産・飲食業などでの個人消費が約2年ぶりの高い伸びとなったことが経済の強靭さを示唆した。

また、企業利益は3四半期連続で減少したが、落ち込みは当初ほど大幅なものではなかった。

ロイターによると、ムーディーズ・アナリティックスのシニア・エコノミスト、スコット・ホイト氏は「FRBの継続的利上げを受けて経済は苦戦を強いられると予測されていたが、低成長は、景気後退(リセッション)を引き起こすことなくインフレ率を低下させるだろう」とコメントしたという。

しかし、今回の指標は再び米経済の力強さを示す内容であり、FRBは年内にあと2回利上げが必要との観測が高まってきているもよう。前日パウエル議長はECBフォーラムで2回の追加利上げの可能性を排除しないとのタカ派な姿勢を示していた。

出典:CME

関連世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

米新規失業保険申請 大幅減少

なお、先週の米新規失業保険申請件数は2021年10月以来の大幅減少。先週の「ジューンティーンス」祝日が影響したとみられる。

6月24日終了週の新規失業保険申請件数は前週比2万6000件減の23万9000件で、予想の26万5000件を大幅に下回った。

また、6月17日終了週の失業保険の継続受給者数は174万2000人に減少した。

7月4日の独立記念日の祝日や自動車メーカーが年次の設備更新で稼働を停止することを受けて、今後数週間の失業保険申請のデータは大きく変動しやすいだろう。

経済指標

  • 6月30日(金)21:30: 5月米個人消費支出(PCEデフレーター)
  • 7月3日(月)8:50: 4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
  • 7月3日(月)23:00: 6月米ISM製造業景況指数
  • 7月6日(木)3:00: 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 7月6日(木)21:15: 6月米ADP雇用統計(前月比)
  • 7月7日(金)21:30: 6月米失業率

米国株

本日のナスダックは横ばいで、マイクロソフトやエヌビディアなどハイテク株の下げが足を引っ張った。個別銘柄の前日比:エヌビディア-0.7%、c3.ai+1.2%、AMD+0.9%、テスラ+0.4%、マイクロソフト-0.2%、アルファベット-0.9%、アマゾン-0.8%、アップル+0.1%、メタ-1.3%。

関連NISAで買える、国内・海外のETF(上場投資信託)ランキングTOP3

仮想通貨関連株は続伸

  • コインベース|72.4ドル(+2.3%/+17.8%)
  • マイクロストラテジー|340.2ドル(+4.5%/+3.3%)
  • マラソン・デジタル|13.8ドル(+5%/+8.7%)

関連フィデリティがビットコインETFの申請を提出 米CMEがETH/BTC先物の提供を計画|30日朝の重要速報まとめ

関連税制優遇制度「つみたてNISA」で選べる投資信託ランキング

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/29 月曜日
12:27
ワールドコイン開発元、OpenAIらとの提携を検討か=報道
仮想通貨ワールドコイン開発企業は、決済大手ペイパルや、アルトマン氏の別事業OpenAIと提携を模索していると伝えられる。
10:00
仮想通貨の「ポイ活」潮流、将来のトークン配布を見越した投資戦略
ポイ活やエアドロップといった、2024年の暗号資産(仮想通貨)市場におけるトレンドを掘り下げる。将来のトークン発行に向けて最大限の報酬を得るため、ソラナやBASEでユーザーの活動量が増加。資本競争が激化している。
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア