ブラックロックに続く
米資産運用大手フィデリティ(Fidelity)も現物型イーサリアムETFの上場申請を始めた。先週ブラックロックの動きに続く事例となる。
フィデリティと連携するCboe Global Marketsが「Fidelity Ethereum Fund」のフォーム19b-4をSECに提出した。フォーム19b-4は上場商品を取り扱う取引所側による書類の提出で、ETF証券の発行企業側が「S-1」というフォームを別で提出する必要がある。
フィデリティは今回の申請に際し、「現物ETHのETP(ETFがETPの一種)の承認は、暗号資産分野における米国投資家の保護にとって大きな勝利となるだろう」とし「伝統投資家は仮想通貨へのエクスポージャーを求めており、このような機関投資家向けの商品がなければ、よりリスクの高い代替手段に移しより大きなリスクに直面してしまうことになる」と指摘している。
現物型ビットコインETFや、現物型イーサリアムETFといった機関投資家向けの商品は、機関マネーを引き寄せるための最も相応しいものとしてSECに承認されることへの期待が高まっている。
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3例目に
フィデリティのほか、ブラックロックが今週15日、現物型イーサリアムETF「iShares Ethereum Trust」の「フォームS-1」をSECに提出した。
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また、同じくビットコインETFの申請を行っているグレースケールは、イーサリアム投資信託を現物型イーサリアムETFに転換する申請を今週提出したことも確認された。
一方、SECは今週、Hashdexによるビットコイン先物ETFの現物ETF転換、グレースケールのイーサリアム先物ETFの上場申請、HashdexによるイーサリアムETFの上場申請、そしてGlobal XとFranklin Templetonの現物型ビットコインETFの申請に対しても、可否判断の延期を決定した。
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