BLUR現物取引を開始
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは24日、新たな取引オプションとして、NFTマーケットプレイスBlurのネイティブトークン「BLUR」の現物市場を開設すると発表した。
日本時間の2023年11月24日18時に、ビットコイン(BTC)、テザー(USDT)、そしてトルコリラ(TRY)とのペアでBLURの現物取引が開始される予定だ。
BLURトークンは、以前からCoinbase、Kraken、韓国のBithumbなど、世界中の主要な取引所に上場している。バイナンスでは今年4月、最大20倍のレバレッジを提供する米ドル建ての無期限先物市場でBLURをリストしていた。
新たな現物市場のサポート発表を受けて、BLURの価格は前日比で約25%の急騰を見せた(執筆時点)過去24時間の取引量は約9000万ドル(約130億円)に達している。
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Blurとは
Blurは高速アグリゲーション(集約)モデルを採用。OpenSea、X2Y2、LooksRareなど他のNFTマーケットプレイスにおけるNFTを一元的に取引することを可能にし、特にトレーディングに特化したユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンス(UI/UX)で急速に市場シェアを拡大している。
また、Blurは報酬プログラムを断続的に実施しており、特に11月20日に終了したシーズン2において、8000件以上のアドレスがファーミング活動に参加したことが確認されている。このプログラムの影響もあり、BLURトークンの価格は過去1か月で前月比140%の上昇を遂げている。
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