はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カシオ、12月16日からNFT「VIRTUAL G-SHOCK」を限定2000個販売へ 未来の耐衝撃構造を表現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

40周年迎えるG-SHOCKの限定NFTを発売

カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”の未来の耐衝撃構造をバーチャル空間で表現したNFT(非代替性トークン)の販売計画を発表した。

「VIRTUAL G-SHOCK NFT」の販売は12月16日に始まり、限定2,000個が暗号資産イーサリアムでの価格0.1ETH(執筆時点で約33,500円)にて提供される。これに先駆け、先行購入権が得られるパス「G-SHOCK CREATOR PASS」を11月28日より配布していた。

12/15追記:フランスの仮想通貨ハードウェアウォレットメーカー「Ledger」社がハッキングの被害に遭ったことを受け、カシオ計算機はNFTの発売日程を変更した。同社はまた、自社のシステムがLedger社のライブラリを使用していないことを明確にした。この変更は、顧客の安全と信頼を保護するための措置だ。

「落としても壊れない時計を作りたい」という思いで開発されたG-SHOCKは、1983年のデビューから現在に至るまで、耐衝撃性能で多くの支持を集めている。近年はファッション、スポーツ、アート、音楽など様々な分野でのコラボレーションにより、世界的なブランドとしての地位を確立、累計出荷数は2021年10月時点で1億3000万個を超えた。

今年9月に始動した「VIRTUAL G-SHOCK」プロジェクトは、Z世代を含む新たなユーザー層との繋がりを広げることを目指し、オンラインコミュニティを介してユーザーと様々な共創企画を進めている。

カシオ計算機 時計マーケティング部の佐藤一輝氏(VIRTUAL G-SHOCK プロジェクト担当)は、CoinPostの取材に対し次のように語った。

VIRTUAL G-SHOCKは、今年40周年を迎えたG-SHOCKの新しい挑戦です。Web3(ウェブスリー)の要素を取り入れつつ、G-SHOCKらしい参加型コミュニティを形成します。環境や価値観が変化する中、未来のG-SHOCKの在り方を一緒に探求したいと考えています。

VIRTUAL G-SHOCKプロジェクトは、カシオ計算機にとって新たな挑戦であるだけでなく、次世代のトレンドを積極的に模索する姿勢を示している。NFTは、単なるデジタルアイテムを超え、特別な体験を提供する新しい手段としての可能性を広げている。

例えば、ナイキは傘下のNFTスタジオRTFKTを通じて、メタバース(仮想空間)で着用可能なバーチャルスニーカーを2022年4月に発売。アディダスはメタバース展開を視野に入れたNFTコレクション「Into The Metaverse」を2021年12月に発表した。これらの購入者には、デジタルとリアルの両世界での体験を提供する権利が付与された。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。特定のNFT保有者のみ参加できるコミュニティの会員証としても使用される。

VIRTUAL G-SHOCK NFTの詳細と販売計画

「VIRTUAL G-SHOCK NFT」は、カシオ計算機の社内デザイナーによって精緻に制作されたもので、今年9月に発足した共創プロジェクトを通じて、そのコンセプトとデザインが練り上げられた。提供される2つのデザインは、それぞれ独特のコンセプトを持ち合わせている。

出典:カシオ計算機株式会社

一つ目の『VGA-001』は、「バルーン」をコンセプトに採用。このデザインでは、G-SHOCKが風船に包まれ、自由に空中を舞う様子を表現している。

出典:カシオ計算機株式会社

一方、『VGA-002』は「リーフスプリング」をモチーフにしており、G-SHOCKがバネの力で跳ね返るような、未来的な耐衝撃構造を描いている。

「VIRTUAL G-SHOCK NFT」の販売は2段階にわたって実施される。最初の段階は、12月16日からG-SHOCK CREATOR PASS(GSCP)保有者を対象にした先行販売で、翌々日の12月18日にかけて一般販売が開始される。VIRTUAL G-SHOCK NFTの販売情報の詳細は以下の通りだ。

  • 販売開始日時:2023年12月16日
  • 販売期間:12月16日~12月20日
  • 先行販売期間(CREATOR PASS保有者):12/16(土)12:00~12/18(月)11:59(日本時間)
  • 一般販売期間:12/18(月)13:00~12/20(水)12:59(日本時間)
  • 販売個数:全2,000個(VGA-001:1,000個、VGA-002:1,000個)
  • 販売価格:0.1ETH
  • ブロックチェーン:Ethereum
  • 販売対象国:日本、アメリカ、ドイツなど複数国
  • 販売サイトURL: https://gshock.casio.com/jp/virtual/virtualgshocknft-001/

G-SHOCK CREATOR PASSとは

「G-SHOCK CREATOR PASS」とは、Discord上で設けられた専用コミュニティへのアクセス権を提供する無料のNFT。利用者はCASIO IDに登録後、指定された応募期間中に暗号資産専用ウォレットMetaMaskを通じて、専用サイトからこのPASSを発行(ミント)できる。

出典:カシオ計算機株式会社

このPASSは、初回分が配布開始後わずか6時間で上限に達した。11月28日に実施された追加配布も、執筆時点ですでに完了しており、このPASSに対する関心の高さを物語っている。カシオ計算機は、今後もこのPASSの配布を順次行う予定で、G-SHOCKファンやデジタルコレクターの間での期待が高まっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧