4度目の半減期終了 次は2028年
時価総額一位の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は20日午前(9時10分ごろ)、実行ブロック840,000に到達し、4度目の半減期イベントを完了した。
840,000 ₿locks of Truth
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) April 20, 2024
半減期ブロック840,000を採掘したのは、ViaBTCだった。このブロックでは、計3,050通のトランザクションが含まれ、240万ドルの手数料が支払われた。
ビットコインの半減期は約4年ごと、または21万ブロックごとに発生し、マイニング報酬が減少することでBTCのインフレ率を低下させている。今回、4回目の半減期はマイニング報酬をこれまでの「6.25 BTC」⇨「3.125 BTC」に削減された。
ビットコインの価格は、1月13日の「100日カウントダウン」から約50%上昇。米国でのビットコインETF承認及び高い需要や、マイクロストラテジーによる継続的なビットコイン買い増し、米国での年内複数回利下げへの期待など複数の強気ファンダメンタルズを背景に、3月14日に史上最高値を更新し、73,737ドルまで押し上げていた。
一方、直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきた。現在は63,705ドルで取引されている。
次回のFOMC会合後の政策金利発表は5月2日に控えている。
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