ユーザーの多いフィリピンで
フィリピン証券取引委員会(SEC)は23日、同国のグーグルおよびアップルストアに、仮想通貨取引所バイナンスのモバイルアプリの削除を命令した。
SECは声明で、「一般の人々がバイナンスのウェブサイト/アプリにアクセスし続けることは、投資するフィリピン人の資金の安全性を脅かすものであると結論づけた」とした。
同SECは先週、各社は4月19日にアプリのローカルマーケットプレイスにおけるアプリの削除に関する個別の書簡を受け取ったと伝えた。
また、SECのEmilio B. Aquino委員長は、「国民に未登録の証券を販売または提供し、未登録ブローカーとして営業することは、国の証券規制に違反する」と述べ、「バイナンスのアプリケーションをデジタル・アプリ・マーケットプレイスから削除することでこれらの企業は国内における違法行為のさらなる拡散を防ぐことにつながる。そうでなければ、地域経済に有害な影響を及ぼす恐れがある」と指摘した。
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告してきた。そして、今年3月には運営ライセンス不足を理由にバイナンスへのアクセスを禁止する承認を国家電気通信委員会から取得した経緯がある。
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