はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRP(リップル)Q3報告書が公開:売却高は約180億円も企業向け販売額が594%増加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPのQ3マーケット報告書
リップル社はXRPのQ3売上報告書を発表した。売却高は180億円となるが、企業向けの売上も前四半期比594%したことは注目だ。

リップル社のXRP Q3報告書

XRPの発行企業リップル社は、日本時間26日に、XRP第三四半期(Q3)報告書 を発表した。

当報告の主なデータは以下の通り

  • 一ヶ月に10億ずつ、計30億XRPがエスクローからリリースされおり、そのうちの26億XRPが新しいエスクロー契約へ返却された。(利用されたのは4億XRP、第2四半期は3億XRP)
  • XRPの売上高はXRP世界取引量の0.43%に留まる

*2017年第4四半期にリップル社は、暗号学的に保証された、エスクロー(商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する、第三者預託)アカウントに550億XRPをロックアップ。これにより、リップル社は全体流通量の13%のみにアクセスできる仕組みを取っている。

XRP売り行き良好;企業に人気

まず、この報告書によれば、ボラティリティと取引高が増加する中、リップル社は180億円弱のXRPを売上に納めた模様だ。

2018年の比較表(日本円換算)
2018年Q3 2018年Q2
企業向け直接販売 110億円 19億円
プログラム売却 73億円 63億円
総売却額 183億円 82億円
XRP総取引量 380億 453億
総取引量に対するプログラム売却量 0.17% 0.125%
総取引量に対する売却量 0.43% 0.162%

今回の報告書で、リップル社による『プログラム売却』の増加はもちろん、特に注目すべき点は、リップル社の子会社であるXRP II,LLCによる企業向けの売上が前四半期比594%増になったことが報告されているが、この数字の伸び率には注目だ。

この好調な売上に至ったのは、先日リップル社主催のSwellカンファレンスにて正式に発表されたxRapid(XRP使用)を複数のクライアント金融企業:MercuryFX、Culliax、Catalyst Corporate Federal Credit Unionなどが導入したことや、xRapidを採用する仮想通貨取引所3社と『プリファードパートナー』を締結したことも一つの要因と考えられる。

なお、「産業において、急速な成長を見せており、例えば、CoilがXRPを使った決済システムを実用化するために、200以上のウェブサイトとウェブマネタイズ商品を試行している」のようなビジネスは今後もXRPに対する需要が高まると言えるだろう。

リップル社SWELLが開幕:1日目内容まとめ|xRapidの商用化を新発表・クリントン氏の発言も掲載
米リップル社が主催する国際カンファレンス「SWELL 2018」が、日本時間本日未明開幕。注目された仮想通貨XRPを利用するxRapidの商用化発表が行われ、注目の元米大統領ビル・クリントン氏による公演内容も明らかになった。

増加する売却量と減少する取引量と

上図のように、『総取引量に対する売却量』がQ2比、100%以上増やしたものの、『XRP総取引量』はQ2に比べて、16%も減少したため、その売却量の比率に影響が出ている模様。

これに関して、同報告の「マーケット・コメンタリー」ではこのように記述した。

Q3にて、全体市場の総時価総額は12%減少し、XRPはQ3の末では一度急騰を記録したが、全体的相関性から免れなかった。

出典:ripple

このように、通貨の取引量が価格へ大きな影響をもたらすとされているため、相対的に、相場が低迷を続けてきたことが、取引量が減少した要因と考えられる。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ゲイツ財団、リップル社に続きCoilとの提携を発表|貧困層への送金システムの構築を目指す
ゲイツ財団がリップルに続き、インターレジャープロトコル(ILP)を利用するCoilとの提携。ゲイツ財団の運営するMojaloopネットワーク発展を目的に、貧困層の方々に向けた送金システムの構築を目指す。
リップル(XRP)を基軸通貨とした仮想通貨取引所XRP Unitedが始動
世界初、全ての取引ペアが仮想通貨XRPを基軸とした仮想通貨取引所のサービス開始が発表された。またカナダの取引所CoinFieldでもXRP基軸の取引ペア提供を検討されるなど、XRPへの関心が高まっている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/07 火曜日
08:02
メタプラネット、ビットコイン含み益が810億円に到達
10月7日の報道によると、世界第4位のビットコイン保有企業メタプラネットの含み益が5億4000万ドル(約810億円)に達し過去最高を記録。PHASE II戦略による今後の展開が注目される。
07:35
仮想通貨投資商品、先週は過去最大の約9000億円が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週のデジタル資産の投資商品への資金流純入額は約8,940億円だったと発表。ビットコインの投資商品への流入が最も多かったとし、要因の分析もしている。
07:02
ストラテジー、週次のビットコイン購入を一時停止 含み益約5兆円に
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーが9月29日から10月5日の週にビットコインを購入しなかったことが最新のSEC提出書類で明らかになった。優先株の配当支払いで1億4000万ドルを支出。
06:15
グレースケール、米国初のステーキング機能付き現物仮想通貨ETFを開始
グレースケール・インベストメンツが6日、イーサリアムとソラナのステーキング機能を備えた米国初の現物仮想通貨ETFの提供を開始した。
05:55
モルガン・スタンレー、仮想通貨のポートフォリオ配分上限を最大4%と推奨
大手銀モルガン・スタンレーのグローバル・インベストメント・コミッティーが先週発表したレポートで、顧客ポートフォリオにおける仮想通貨の配分上限を最大4%とする保守的なアプローチを推奨している。
05:40
トム・リー率いるビットマイン、1234億円相当のイーサリアム追加購入
ビットマインが6日に発表した最新の保有状況によると、283万ETHを保有し供給量の2%を超えた。仮想通貨と現金を合わせた総資産は134億ドルに達し、世界最大のイーサリアム・トレジャリー企業としての地位を強化。
10/06 月曜日
14:18
クオンタムソリューションズ、20カ月ぶり高値 イーサリアム財務戦略を拡大
クオンタムソリューションズ(2338)の株価が急伸。ETH保有量は322ETHを突破し、日本上場企業でトップのETH保有企業に。200億円調達で買い増し計画も進行中。
13:25
DAT企業資産が20兆円規模に拡大も懸念浮上、ボラティリティ依存が課題=VanEckレポート
VanEckは最新レポートでDAT企業の保有資産が20兆円規模に拡大したと報告した。ブームが継続する中、レポートはボラティリティ依存型のDAT企業の戦略の持続可能性に懸念を表明した。
13:15
スタンダードチャータード銀、2025年末にビットコイン20万ドル予想を維持
スタンダード・チャータード銀行が仮想通貨ビットコインの2025年末価格を20万ドルと予想している。ETF流入と米政府閉鎖を上昇要因に挙げた。
11:05
ビットコイン史上最高値更新、独歩高の背景に強気の投資家態度|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日、史上最高値を更新した。金融市場全体における「脱中央集権的リスクヘッジ資産」としてのBTC存在感を際立たせている。
10:20
メタマスク、最大級のオンチェーン報酬プログラムを開始へ 独自トークンとも関連か
仮想通貨ウォレットのメタマスクが大規模報酬プログラムを予定している。シーズン1のみで45億円相当のLINEA配布を予定し、独自トークンとの連携も示唆されている。
10/05 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC20万ドル到達分析や米国でXRPなどのETF個別申請が不要になど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧