アニモカらが主導
Web3メタバースを提供するザ・サンドボックスは6日、転換可能約束手形(後に株式に転換できる負債の一種)を通じて2,000万ドルの戦略的資金を調達したことを報告した。
今回の調達を主導したのは親会社Animoca Brandsと、Kingsway Capitalで、LG Tech VenturesとTrue Global Venturesも参加している。
資金調達により、ザ・サンドボックスの評価総額は10億ドルに達した。債券保有企業は、既存の優先株と同じ条件でBacasable Global Limitedの株式に転換することができるという。
ザ・サンドボックスは、ゲーム要素を含むオープン・メタバースを開発している。2025年までに、新しいマルチプレイヤーゲーム体験とモバイル端末向けの分散型メタバースを公開する予定だ。
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Animoca BrandsのYat Siu会長は声明で「マッキンゼーは、2030年までにメタバースが世界経済に5兆ドルをもたらすと試算している。今日、マインクラフトやロブロックスのようなゲームは世界で最も人気のあるタイトルのひとつだが、ユーザーにデジタル所有権を提供していない。ザ・サンドボックスは、デジタル所有権の時代におけるUGCゲームの進化を象徴している」とコメントした。
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