はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ザ・サンドボックス、DAOを立ち上げ メタバース運営を分散化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「The Sandbox DAO」がローンチ

Web3メタバースを提供するザ・サンドボックス(The Sandbox:SAND)は28日、自律分散型組織(DAO)の立ち上げを発表した。ユーザーがプラットフォームに関する決定を行っていくオープンなメタバースの実現に向けた重要な一歩だとしている。

プレイヤー、NFT(非代替性トークン)などの所有者、クリエイター、ブランドなどから構成される「The Sandbox DAO」は、例えば次のような決定に携わる見込みだ。

  • 新しいゲームプレイ、コミュニケーション・ツール(絵文字、ボイスチャットなど)、アバターの用途などのリクエストや、製品の改善
  • サンドボックスで開催されるイベントや報酬メカニズム
  • NFTなどの所有量にもとづく、プレイヤーのステータス

ザ・サンドボックスのアーサー・マドリッドCEO兼共同創設者は、次のように説明した。

オープンなゲーミングのメタバースが時代を超えて存続し、コミュニティの範囲を広げていくためには、クリエイター、プレイヤー、「LAND」所有者など、すべてのユーザーによって管理される必要があるだろう。

ブロックチェーン技術により、意思決定システムを完全に分散化し、人々に力を与えることができる。

ザ・サンドボックスは、立方体を組み合わせてつくるボクセルアート系ゲーム。ユーザーはゲーム内でLAND(ランド)と呼ばれる仮想土地を所有し、そこにオリジナルゲームや施設などを建設して、他のユーザーに有料・無料で提供することも可能だ。

関連: メタバース系NFTゲーム「The Sandbox(SAND)」とは|主な特徴と将来性を解説

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

分散化は三段階で実施

ザ・サンドボックスの分散化は、三段階で行われる。28日に開始した最初の段階では、SANDトークンや仮想土地LANDの所有者が、コミュニティが提出したサンドボックス改善提案(SIP)に投票できるようになる。

DAOのプロジェクト管理チームはSIPを審査し、提出者と協力して案を調整する。DAOは独自の財源を持つが、財務など一部の役割については引き続きサンドボックスのスタッフが管理する見込みだ。

第2段階では、DAOの自律性が高まり、管理スタッフに依存することがなくなるとされる。

最終段階では、SIPへの投票による意思決定プロセスがさらに分散化し、管理チームによるキュレーション・プロセスは少なくなる予定だ。SIPのコミュニティ投票により、DAOのガバナンスの包括性と透明性が確保される。

ザ・サンドボックスは、大手Web3企業アニモカブランズの子会社であり、日本では2023年にSHIBUYA109がサンドボックス内でアバターコレクションを公開した事例もある。

関連仮想通貨ステーキング 主要取引所の銘柄別・年率報酬を徹底比較

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧