86億円の手数料
ソラナ基盤の主要DEX(分散型取引所)レイディウム(Raydium)の7日および30日間手数料はイーサリアムDEX最大手のユニスワップを超えた。ソラナオンチェーン取引の需要が今年に入って大幅に高まってきていることがわかった。
Defillamaのデータによると、レイディウムの30日間手数料は、86億円で、ユニスワップの72億円を超え、手数料ランキングで4位となった。
レイディウムの手数料とは、プラットフォーム側がとる取引手数料のこと。また、ユニスワップの場合、イーサリアムメインネットだけでなく、全てのレイヤー2ネットワークにおけるユニスワップ手数料も計上されている。
また、最も手数料の高いアプリは、ETHを中心としたリキッドステーキング・プラットフォームのLidoで、同期間で約140億円。一方、チェーン自体のトランザクション手数料(いわゆるガス代)は依然としてイーサリアムメインネットが最も高く、145億円に相当する。
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ソラナのネットワーク基本手数料(執筆時)はイーサリアムの126分の一だが、処理速度が速く低コストで取引できるため、政治テーマや犬・ねこのミームコインへの高い取引需要で利用回数を大幅に増やしている状況だ。
手数料増に伴い、ソラナ上のオンチェーン出来高も大きく増加中だ。これまで全てのブロックチェーンにおいては出来高2位だったが、7月に入ってからイーサリアムのオンチェーン出来高を超えて、1位にランクインしている。
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