GBTCのミニ版ETF
米国証券取引委員会(SEC)は金曜日、グレースケールのミニ版ビットコインETFである「Bitcoin Mini Trust」に関する19b-4書類登録を承認した。S-1書類登録も承認されればNYSEに上場できるようになる。
3月に提出されたS-1申請書類によると、現行のビットコインETFであるGBTCの一部をスピンオフすることを目的とした「Bitcoin Mini Trust(ビットコイン・ミニ・トラスト)」は、GBTCの運用資産から一定量のビットコインを拠出して組成される予定だ。新しいトラストの株式はGBTCの株主に配分されることが計画されている。
グレースケールの広報担当者はThe Blockの取材で、商品の登録が有効になるのを待っていると述べたという。
グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
GBTCは現在27.4万BTC(2.8兆円相当)を保有し、ETFの資産として運用している。
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