規制承認が必要
リップル社が新しいステーブルコイン「RLUSD」のプライベート・テストを始めた。この仮想通貨は、XRPレジャーとイーサリアムのメインネットで試験運用されている。
RLUSDのテストの目的は、主にその機能性と市場での適応性を評価することだ。リップル社は、このステーブルコインがどのように取引に利用されるか、またその安定性がどの程度確保されるかを検証し、今後の展開に向けた重要なデータを収集する予定だ。
リップル社は、RLUSDを通じてブロックチェーン技術を活用した金融サービスの拡大を図る。XRPレジャーの特性を活かしたスケーラビリティやトランザクション速度の向上が期待され、ユーザーにとっての利便性が向上する見込みだ。また、イーサリアムの採用によって、より広いエコシステムへのアクセスも可能になる。
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RLUSDは1:1で米ドルと交換できるステーブルコインで、米ドル預金・米国政府の短期国債・その他の現金同等物が裏付け資産となっており、リップル社は毎月その証明書を発行する予定だ。
さらに、リップル社は将来的に、XRPレジャーやイーサリアム以外の他のブロックチェーンやDeFi(分散型金融)プロトコル・アプリでもRLUSDを導入することを検討している。
なお、RLUSDは公開市場で取引されるためには、規制当局の承認を得る必要がある。
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