CoinPostで今最も読まれています

米採掘大手マラソン、ビットコインの追加購入を計画 370億円調達して一部を使用へ マイニングしたブロックに「米国製」と記録も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの購入を計画

米ナスダック上場の大手マイニング企業「マラソン・デジタル・ホールディングス(以下、マラソン)」は12日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入などを行うため、資金調達を行う計画を発表した。

この資金調達では合計2.5億ドル(約370億円)の転換社債を販売し、得た金額を主にビットコインの購入や事業に使う予定だと説明。一方、市場の状況や金利など他の要因によっては、資金調達を実施しないこともあるとした。

今回の転換社債は、証券法に基づいて適格機関投資家と判断できる人々に私募で販売する。また、最初の購入者には、追加で合計3,750万ドル(約55億円)分の転換社債を買える権利を付与する予定であるとも説明した。

社債の満期は、早期の買戻し・償還・転換が行われない限り、2031年9月1日となる。この社債は半年ごとに利息が支払われ、現金、マラソンの普通株式、またはその両方に転換される仕組みだ。

マラソンは現在、ビットコインを2万818BTC(1,800億円相当)保有。上場企業の中では、マイクロストラテジーに次いで2番目に多い。先月には、1億ドル(当時のレートで154億円)相当のビットコインを購入したことを発表していた。

関連150億円超えのビットコインを購入、米仮想通貨マイニング大手マラソン

マイニング(採掘)とは

コンセンサスの仕組みに「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用する仮想通貨において、取引を書き込む作業のこと。

▶️仮想通貨用語集

他の発表も

マラソンは12日、同社が米国でマイニングしたビットコインのブロックに「米国製(Made in USA)」と記録したことも発表した。

同社のフレッド・ティールCEOによれば、米国で同社がマイニングしたブロック全てに記録する。ティール氏は「大きなマイナーであるにも関わらずこういうことをできるのは、独自のマイニングプールMARA Poolを運営しているからだ。MARA Poolでマイニングされた全てのブロックは米国製であることが保証される」とコメントした。

米国製と記録するようにした理由は明らかになっていないが、米共和党のドナルド・トランプ大統領候補が「残りのビットコインを全て米国製にしたい」との考えを以前に示したことが背景にある可能性がある。

関連24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/18 水曜日
07:00
ビットコイン、売り圧だけでなく需要も低下か
仮想通貨ビットコインは売り圧だけでなく需要も低下している可能性があるとCryptoQuantが分析。取引所に入金するアドレスの数が2016年以来の水準まで減少しているという。
06:45
QRコード対応の仮想通貨ウォレット「Wallet Connect」、エアドロップを発表
仮想通貨ウォレットプログラムであるWallet Connect(ウォレットコネクト)は17日、独自の仮想通貨Connectトークン(WCT)のエアドロップを発表した。
06:20
トランプ氏のDeFiプロジェクト、WLFIトークン販売計画
ドナルド・トランプ前米大統領らが関わる仮想通貨プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」について、WLFIトークンの販売計画が明かされた。トークンの販売予定日はまだ明確ではない。
09/17 火曜日
17:47
エルサルバドル、2025年予算で対外債務ゼロへ ビットコイン戦略も奏功か
エルサルバドルが2025年予算で対外債務なしを発表した。仮想通貨ビットコインへの投資戦略が奏功か。
15:25
国際決済銀行、クロスボーダー決済強化へ向けたトークン化プロジェクト始動 
国際決済銀行が主導する「プロジェクト・アゴラ」に世界41の民間金融機関が参加することが発表された。トークン化によって、ホールセールのクロスボーダー決済をどのように強化できるかを検証する。
14:44
ブータン王国、5年間のマイニング事業運営でビットコイン1000億円超を保有か 
ブータン王国が政府主導のマイニングで1,060億円相当のビットコインを保有している可能性がある。豊富な水力資源を活用した取り組みを展開している。
14:31
仮想通貨NEIRO(ねいろ)価格急上昇 バイナンス上場で
バイナンスに上場したミームコインNEIROが前日比870%高騰。ドージコイン(DOGE )のモチーフかぼすちゃんの後輩柴犬「ねいろちゃん」をモチーフにしたNEIROの特徴と価格急騰の背景について解説します。
12:33
FOMC前のビットコインは軟調推移、イーサリアム財団と思しき売り圧力も
暗号資産(仮想通貨)相場では、利下げ局面で特に重要度の高いFOMCを控え、日経平均株価やビットコインは軟調に推移している。イーサリアム財団関連ウォレットから断続的なETH売却も観測されている。
10:45
ソニーの「ソニューム」でUSDCが利用可能に
仮想通貨イーサリアムのL2ソニュームでステーブルコインUSDCを利用可能にするために、サークル社とSony Block Solutions Labsが連携。イノベーションや創造性を促進する。
10:34
マイクロストラテジー、BTC追加購入を計画
仮想通貨ビットコインの追加購入などを行うため、マイクロストラテジーが資金調達を計画。700億円調達して一部の金額をビットコインの買い増しに使う予定だとした。
09/16 月曜日
15:00
テザーなどステーブルコイン発行企業4社、北朝鮮ハッカー集団保有の7億円相当を凍結
ステーブルコイン発行企業4社が北朝鮮ハッカー集団ラザルスの資金と思しき7億円相当の暗号資産(仮想通貨)を凍結した。3年間で280億円のマネーロンダリングも明らかに.。
14:45
コインベースCEO、ブラックロックへのビットコインIOU発行疑惑を全面否定
米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、ブラックロックに対しビットコインの借用証明書(IOU)を発行し、相場操縦しているとの噂を全面否定。ETF運用について説明した。
14:23
イーサリアム次期アップグレード「Pectra」、2段階の実施案が浮上
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」を2段階で実施する可能性を開発者会議が検討中。Pectraの内容も解説。
11:00
仮想通貨ウォレット「BOSS Wallet」でのステーブルコインUSDTの保管方法を解説
ステーブルコインUSDTは、BOSS Walletのような仮想通貨ウォレットでチェーンに関係なく保管できます。この記事はBOSS WalletでのUSDTの保管の仕方についてご紹介します。
10:00
ユーザーファーストの分散型仮想通貨ウェアウォレットBOSS Walletとは
BOSS Walletは、ユーザー中心の分散型仮想通貨ソフトウェアウォレットであり、単一の秘密の復元フレーズで複数のウォレットを作成可能にしています。本記事は特徴や使い方を解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア