はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米上場仮想通貨マイニング企業Riot、保有ビットコインが1万BTC突破

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

保有ビットコインが1万枚に到達

ナスダック上場の米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Riot Platforms(ライオット・プラットフォームズ)は5日、8月のビットコイン生産(採掘)状況について報告した。

同社のビットコイン保有量は10,019 BTCと、初めて1万 BTC(時価806億円相当)を突破している。

8月に、ライオットは322枚のビットコインを採掘した。7月の370 BTCから13%減少、2023年8月の333 BTCから3%の減少となった形だ。背景には、夏季の気温上昇や、電力需要応答プログラムによる運用削減、ロックデール施設のメンテナンスの影響などがある。

ライオットのジェイソン・レスCEOは次のように説明した。

8月はテキサス州で最も暑い月であり、地元の電力需要が最も高くなる時期の1つだ。

当社は引き続き、独自の電力戦略を実行し、ピーク需要時には、通常より多くの電力を送電網に供給してエネルギーコストを最適化した。

テキサス州の法制度により、ビットコインマイニング企業は当地の電力需要がひっ迫した際、マイニングマシンの稼働を一時停止するなどの措置を取っている。1月に寒波が到来した際にも、ハッシュレートの低下が観測された。

関連仮想通貨(ビットコイン)取引はいくらから可能?初心者おすすめ取引方法や取引所について解説

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

レス氏は、ロックデールの施設はすでにフル稼働に戻り、コルシカナの施設では、複数の建物の冷却システムが完成したと述べた。今後は高温の影響が緩和されると見込んでいる。

また、新たに買収したケンタッキーの施設でもハッシュレートが増加しているところで、2024年末のハッシュレート成長目標である、36 EH/s(エクサハッシュ/秒)達成に向けて順調に進んでいると続けた。なお、エクサハッシュとは1秒間に100京回の演算ができる能力のことだ。

なお、JPモルガンは8月23日のレポートで、ビットコイン価格の下落やネットワーク・ハッシュレート上昇を受けて、マイナー株式の目標価格を引き下げていた。一方で、ライオットとアイリスエナジーについては、オーバーウェイト(他の銘柄より多く持つことを推奨)と評価している。

関連JPモルガン、ビットコインマイニング企業株価の目標価格引き下げ

マラソンはビットコイン追加購入

BITCOIN TREASURIESNETによると、仮想通貨マイニング企業の中で最大のビットコイン保有者はマラソン・デジタルホールディングスで、25,000 BTCに達している。

その他に、Hut 8マイニングコープが9,109 BTC、クリーンスパークが7,082 BTCと続いているところだ。

関連米マラソン、366億円分のビットコインを追加購入 保有量は25000BTC以上に

ビットコインのハッシュレートは3日に過去最高に到達した。これに伴う採掘難易度の高さによって、マイニング企業の収益に影響もみられる。

関連ビットコインのハッシュレート、史上最高記録を更新

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
05:50
JPモルガンが仮想通貨業界関係者の口座を相次ぎ閉鎖、シェイプシフトも対象に=報道
JPモルガンがシェイプシフトとストライクの関係者の銀行口座を警告なしに閉鎖した。トランプ大統領の禁止令にもかかわらず、仮想通貨業界へのディバンキングが続いているとの懸念が高まる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧