はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン、ビットコインマイニング企業株価の目標価格引き下げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイナー株の目標価格引き下げ

米金融大手JPモルガンは23日のレポートで、暗号資産(仮想通貨)マイニング企業株式の目標価格を引き下げた。

ビットコイン価格の下落や、ビットコイン現物価格の想定が68,000ドル(約982万円)から60,000ドル(約866万円)に下げられたことなどが要因となっている。

また、平均的なネットワーク・ハッシュレートの想定が、600 EH(エクサハッシュ)/秒から615 EH/秒に引き上げられた。これらの要因により、マイニング企業のEH/sあたり目標粗利益の見積もりが減じた格好だ。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 米上場ビットコインマイニング企業の平均損益分岐点は53000ドル=CoinShares分析

銘柄別の分析

JPモルガンのアナリスト、レジナルド・スミス氏らは次のようにコメントしている。

目標価格は、株式数の希薄化、ビットコイン価格の下落、ネットワークハッシュレートの上昇により、全体的に下落した。

当社は引き続き、トップピックのアイリスエナジー(IREN)とライオット(RIOT)をオーバーウェイト(他の銘柄より多く持つことを推奨)に、マラソン(MARA)をアンダーウェイト(他の銘柄よりも非推奨)に、サイファーマイニング(CIFR)とクリーンスパーク(CLSK)をニュートラルにしている。

アナリストらは、アイリスエナジーとライオットについて、最近の不振は投資家にとって買いのチャンスであると意見した。

ライオットについては、コルシカナの施設に浸漬冷却方式のマイニングマシンを設置した後、稼働時間と生産指標が改善されていると指摘。

また、過去3週間アイリスエナジーの株式が下落しているが、これは電力ヘッジ取引の損失によって7月の電力コストが上昇したものであり、修正可能だと述べた。

クリーンスパークとサイファーマイニングも数四半期にわたり、業界トップの稼働時間と経費管理を実現していると、その安定性を評価している。

関連: ビットコインマイナー各社6月の採掘量を発表 ライオットは19%増

残り130万枚

JPモルガンは、マイナーによって採掘される残りのビットコインは130万枚で、その価値は現在のビットコイン価格で約740億ドル(約11兆円)だとも指摘。今後4年間の採掘報酬機会は約370億ドル(約5兆円)と推定した。

これは6月初旬から19%減少しているが、去年の8月より価格が約142%上昇したため前年比では85%増加している。ビットコインは最終的な発行枚数が設定されている資産であり、上限は2,100万枚だ。

関連: 「2100万BTC」 仮想通貨ビットコイン発行上限の真実、バイナンスブログ

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/21 月曜日
14:02
「パウエルFRB議長解任は、市場の信頼失墜や相場暴落を招きかねない」ウォーレン議員やポンプリアーノ氏が警鐘鳴らす
ウォーレン上院議員はパウエル氏の解任は投資家の信頼を揺るがし、市場を急落させる可能性があると警告した。仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏もトランプ米大統領によるパウエルFRB議長の解任示唆に強く反対を表明、FRB(米連邦準備制度)の独立性を危険にさらすと指摘している。
13:52
スイス大手スーパーの「Spar」がビットコイン決済導入 LN活用の即時支払い実現へ
スイスの仮想通貨先進地域ツークの大手スーパー「Spar」店舗でビットコイン決済が開始された。ライトニングネットワークにより実現しており、日常でのBTC活用事例を広げる。
13:11
メタプラネット、約40億円でビットコインを追加購入 累積保有は4,855BTCに
メタプラネットがビットコインを約40億円分追加購入。ゼロクーポン社債や新株予約権を通じた資金調達で、累積保有は4,855BTCに。
10:06
ビットコイン87,400ドルに上昇、下降トレンドラインをブレイク
ビットコイン価格は前日比2.4%高の87,400ドルに回復した。数ヶ月続いた下降トレンドラインが初めてサポートとして機能した可能性がある。一方、Coinbase Institutionalは足元4〜6週間は厳しい市場環境が続くと予測しながらも、センチメントリセット後は急速な回復と2025年後半の強気相場への転換に期待する。
10:00
米政府のビットコイン追加取得、BTC建てのアルトコイン売りや関税収入案が浮上
ギャラクシーデジタルは米国政府が仮想通貨ビットコインを予算中立的に追加取得する方法として保有アルトコインの売却を提案した。大統領作業部会からは関税収入の活用案も浮上している。
04/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、50億円超のETH売圧やXRPの現物ETF承認競争リードの可能性など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン材料不足感、目先の上値目途は?|bitbankアナリスト寄稿
bitbank長谷川アナリストによる今週のBTC市場分析。関税懸念後退と政策発言で1240万円まで回復するも上げ幅を吐き出し、現在は1200万円周辺で小動き。一目均衡表の雲下限突破がポイントだが、欧米祝日の影響もあり、引き続き方向感に欠ける展開が予想される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|JPモルガンのビットコイン需要分析に高い関心
今週は、著名投資家レイ・ダリオ氏の世界経済に対する警告、米SECのゲーリー・ゲンスラー前委員長による仮想通貨の未来予測、JPモルガンによるビットコイン需要分析に関するニュースが最も関心を集めた。
04/19 土曜日
15:00
金価格の史上最高値から150日以内にビットコイン上昇か、歴史的パターンが示す40万ドルへの道筋 
金が3,357ドルの史上最高値を記録する中、専門家は過去のパターンからビットコインが150日以内に反発すると予測。パワーローカーブモデルは2025年後半に400,000ドル到達の可能性を示唆。JPモルガンは金ETFへの資金流入とビットコインの取り残しを指摘。
13:45
仮想通貨市場低調の中、堅調な分野は? ビットワイズ1~3月期レポート
ビットワイズが2025年1~3月期の仮想通貨市場をレポート。ステーブルコインなど、市場全体の下落にもかかわらず過去最高を記録した分野を解説している。
11:30
2025年2Q、規制改善でアルトコイン回復へ──Sygnumなどが予測
Sygnumとビットワイズが2025年暗号資産市場を分析。ビットコインの安全資産としての地位確立と規制環境改善がアルトコイン回復を後押しする一方、ステーブルコインと実物資産トークン化が過去最高を記録。第1四半期の価格下落から反発なるか。
10:45
米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説
ビットコイン政策研究所の幹部が米国による100万BTCの購入が価格に与える影響を予測。トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金設立や関税収入を活用した購入戦略の実行可能性に注目が集まる。
10:05
2025年米国債供給過多が仮想通貨市場に与える影響は? バイナンスリサーチが分析
バイナンスのリサーチ部門が2025年に米国債は過去最高規模の供給が予測されると指摘。金利上昇圧力と、ビットコインなど仮想通貨市場への影響を分析した。
09:05
量子コンピュータvsビットコイン 1BTCをかけた解読コンテスト開催
量子コンピュータの脅威に備えた『QDay Prize』コンテストが開始。ビットコイン暗号解読に成功したチームに1BTCを贈呈。量子耐性対策が進む中、ビットコインの未来にどんな影響があるのか。
08:00
アスター、仮想通貨ASTRの不要な発行の抑制や利回り安定化を実現へ
日本発のWeb3プロジェクトのアスターは、仮想通貨ASTRのトークノミクスをアップデートしたことを発表。今回の変更で、不要な発行の抑制や利回りの安定化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧