CoinPostで今最も読まれています

ブータン王国、5年間のマイニング事業運営でビットコイン1000億円超を保有か 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1000億円超のビットコインを採掘

ヒマラヤ山脈に位置する小さな仏教王国ブータンが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを13,011枚(時価約1,060億円相当)を保有している。ブロックチェーン分析を行うArkhamが報告した。

Arkhamによると、これらのビットコインは、ブータンの政府系投資ファンドDruk Holding & Investments(DHI)がマイニング事業で採掘したものだ。

ブータンは、各国政府の中でも、ビットコイン保有額で4番目に躍り出たことになる。なお、CoinGapeによると1位は米国で約20万 BTC(1.6兆円相当)、2位は中国で約19万BTC(1.5兆円相当)、3位は英国で推定約6万 BTC(約4,900億円相当)を保有しているとされる。

いずれも、犯罪グループや詐欺師などから法的執行機関が押収したものである。

関連ドイツ当局、約5万ビットコイン売りで計4500億円の利益

関連トランプ氏「米国政府は仮想通貨ビットコインを売却すべきではない」

この点、政府によるマイニングでビットコインを蓄積したブータンとは異なる。なお、他に政府がビットコインマイニングを行っている国としてはエルサルバドルが知られているところだ。

関連エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘

2019年からマイニングを開始

ブータンは、2019年にビットコインの価格がまだ約69万円だった時点で、水面下でマイニングを開始。2023年頃よりビットコインマイニング事業をさらに拡大しているところだ。

政府系投資ファンドDHIは、ビットコイン、イーサリアムUSDTなど仮想通貨への投資も行っており、「進化するテクノロジーに参加し、より持続可能なブータンを構築したい」と目的を述べていた。

衛星画像では、計画倒れとなった、大規模な教育シティプロジェクトの跡地など複数の土地にマイニング施設が建設されたことが確認されている。

マイニングを拡大したことの背景には、若者の失業率上昇、人口流出、コロナのパンデミックによる観光収入減少など経済的な問題もあったとみられる。

関連ブータン王国、水面下でビットコインの採掘拡大 衛星画像などで判明

今年4月には、ブータンが、ビットコイン(BTC)マイニング企業Bitdeer(ビットディア)と提携して採掘に使う電力容量を6倍にすることが伝えられた。

2025年上半期までに採掘能力を600メガワットまで増加させる計画だ。ブータンは豊富な水力資源を活用してマイニングを行っている。2022年時点で同国は電力の99.99%を水力でまかなっているところだ。

関連ヒマラヤのブータン王国、半減期に備えビットコイン採掘能力を6倍増強へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/04 金曜日
16:38
バイナンス、4種類の仮想通貨取引ペアを取扱い中止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4種類の現物通貨ペアの取扱いを中止した。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
15:00
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、米クラーケンに新規上場
米大手仮想通貨取引所クラーケンは8日にソラナ(SOL)基盤の猫をモチーフにしたミームコイン「MEW」を新規上場する予定だ。
14:30
リップル社、ラテンアメリカ大手仮想通貨取引所と協業
仮想通貨を活用した国際送金を変革するため、リップル社がラテンアメリカ大手取引所Mercado Bitcoinと協業。今後のユースケースなどを発表した。
13:00
ビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」の正体に迫るHBOドキュメンタリー公開へ
ビットコイン考案者サトシ・ナカモトの正体を追うドキュメンタリーが近日公開。関係者へのインタビューなどで開発状況に迫る。
12:29
ビットコイン6万ドルの節目で下げ渋る、SEC控訴でXRPは急落
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが6万ドルの節目で下げ渋り反発した。SECのリップル控訴を受け、XRPは急落している。
12:00
おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング
コインチェック、bitFlyer、bitbank、GMOコインなど、国内大手のおすすめ暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットについて個人投資家の口コミ評価を集め、比較ランキングにしたページです。優先して口座開設すべき取引所探しに役立てて下さい。
10:10
ペイパル、世界四大会計事務所EYにステーブルコイン「PYUSD」で支払い実行 コインベース活用
PayPalが自社ステーブルコインPYUSDを使用し、EYへの支払いを実行した。コインベースによると仮想通貨決済を検討する企業が増加中。
08:45
Bybit、NYダウや日経平均など世界主要株指数の取引提供開始
仮想通貨取引所大手バイビットは3日、米ダウや日経平均など世界主要指数の取引提供を開始した。中国A50指数、ダウ平均株価、ナスダック100、日経平均株価など計17の指数が含まれる。
08:00
BTC半減期後の相場、コインマーケットキャップが分析
仮想通貨ビットコインの相場は過去の半減期と傾向が違い、予想よりも早くピークに達する可能性があるとCoinMarketCapが分析。過去との相違点を説明している。
07:15
メタプラネット、ビットコイン・プットオプション売却で約2億円のプレミアム収益
メタプラネットがビットコイン・プットオプション取引で約2億円のプレミアム収益を獲得。新たな収益戦略を展開し、バランスシート強化に成功。
06:45
仮想通貨Aaveの投資信託、グレースケールが新たに立ち上げ
米資産運用会社グレースケールは3日、新たに仮想通貨AAVEを対象とした投資信託「グレースケール・アーベ・トラスト」を発表した。
06:22
グローバル金融機関、2025年にSWIFTでデジタル通貨取引を試行
国際銀行間通信協会SWIFTは、2025年から北米、欧州、アジアの銀行がデジタル資産および通貨取引の実証実験を開始すると発表した。この実験では、金融機関が既存のSWIFT接続を使用して、従来型および新興の資産・通貨タイプを相互に取引できることを実証する。
10/03 木曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:45
SBI VCトレード、ニアー(NEAR)取扱い開始 ステーキング手数料無料キャンペーンも実施
SBI VCトレード株式会社は仮想通貨「ニアー(NEAR)ステーキング手数料無料キャンペーン」の実施を発表した。同社のステーキング対象銘柄数は13銘柄となる。
14:00
フランクリン・テンプルトン、米国債トークン化ファンドFOBXXを「アプトス」に拡大
フランクリン・テンプルトンが、米国債MMFのトークン化ファンドFOBXXをアプトスに拡大。従来型金融とWeb3の融合を加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア