はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ジャスティン・サン、「トロンDAO」がトランプ一族のWLFIに46億円投資したことを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トロンDAOがWLFIを大量購入

暗号資産(仮想通貨)トロンの創設者ジャスティン・サン氏は26日、トロンDAOが米ドナルド・トランプ次期大統領の一族が中心となって進めるプロジェクトである「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」のトークンを3,000万ドル(約46億円)分購入したと発表した。

この投資で、現在のところトロンDAOは、トークン販売が低調なWLFIに対する最大の投資家となった格好だ。トロン財団は22年1月に解散し、コミュニティ主導の自律分散型組織「トロンDAO」が後を継ぐ形で運営している。

TRONの米国市場での存在感強化を図りながら、トランプ陣営との政治的な親和性を示唆する戦略的なメッセージと言える。

サン氏は、米国はブロックチェーンの中心地となろうとしており、ビットコイン(BTC)は仮想通貨を支持するトランプ氏の恩恵を受けていると述べた。

トロン(TRX)は米国におけるイノベーション推進に携わっていくとしている。

これを受けて、WLFIの公式Xアカウントも、「サン氏とトロンDAOのサポートを受けることができて光栄だ。共にイノベーションを推進していきたい」と投稿した。

また、WLFIのザック・フォークマン共同創設者も次のようにコメントしている。

今回のWLFIトークンの大規模購入は、このプロジェクトの初期における成功を示すものだ。

実際、ここ数週間で同様の大きな購入がいくつかあり、WLFIの将来の成功と、金融をより自由で公平にできるプラットフォームを構築できることに自信を持っている。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルの目標は、コンプライアンスを備えたワンストッププラットフォームを提供し、デジタル資産の普及を促進することだ。段階的に、DeFiプラットフォームやクレジットカード発行、現実資産(RWA)のトークン分割などを目指している。

関連トランプ氏の仮想通貨プロジェクト「WLF」、2200億円の評価額で445億円調達へ

WLFIが低調な背景

ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)の立ち上りは予想よりも低調である。最初のトークンセールで目標調達額に3億ドル(約462億円)を掲げているが、初日のトークン販売は目標の4%のみだった。

その後も資金流入はふるわず、トロンDAOが購入する前には2,100万ドル(約32億円)分しか販売されていなかった格好だ。

この背景の一つとしては、WLFIトークンがしばらく譲渡不可能な状態に置かれることもある。「適用法に違反しない方法でプロトコル管理手続きを通じて」ロック解除されるまで、無期限にロックされる格好だ。

また、トランプ一族とつながりのある事業体「DT Marks DEFI LLC」 が、プロジェクトのトークン供給量の22.5%、および少なくとも5年間、プロトコルの純収益の75%を受け取る権利を持っていることも投資家を躊躇させたとみられる。

なお、この企業はトークン販売収益が3,000万ドル(約46億円)を超えて初めて利益を得ることになっている。従って、サン氏が購入する前にはまだ利益は得られていなかった形だ。

なおジャスティン・サン氏は10月、ビットコインを公式通貨とする未承認国家「リベルランド」の国会議員・首相代行に指名されている。

関連:ビットコインを公式通貨とする未承認国家「リベルランド」、トロンのサン氏を首相代行に指名

関連:仮想通貨トロン(TRX)とは|今後の将来性とおすすめ取引所

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/18 金曜日
09:45
リップル社買収先のHidden Road、米国でブローカーディーラーの認可取得
リップル社が買収する計画のHidden Roadは、完全子会社が米FINRAからブローカーディーラーの認可を取得したと発表。これからサービスと顧客基盤を拡大していく。
09:25
レイヤーゼロ、a16zから約80億円追加投資 価格10%高
価格10%ほど上昇もATHから67%減 大手ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)傘下の「a16zクリプト」は18日、クロスチェーンインフラLa…
07:50
国内ファッションブランド「ANAP」、ビットコイン約2億円分購入
日本のファッション企業ANAPホールディングスが約2億円相当のビットコイン購入を発表。「デジタルゴールド」としての価値に着目し、子会社ANAPライトニングキャピタルを通じた投資戦略の一環として実施した。
07:15
バイナンスCEO、複数国の仮想通貨準備金創設を支援中と明かす
バイナンスのCEOは、同社が複数の国に対して、ビットコインなどの仮想通貨準備金創設の助言を行なっていると明かした。また、デジタル資産の規制整備も支援していると話している。
06:35
ビットコイン価格安定の背景 機関投資家と企業の買い支え
仮想通貨ビットコイン価格の安定性要因についてブルームバーグのETF専門家が指摘。機関投資家の強いETF買い意欲と、マイクロストラテジーなどの超大口ホルダーの継続的な蓄積が下落相場を支えている。
06:10
ビットコイン、安全資産需要の波に乗れず 金ETFには約3兆円流入──JPモルガン分析
JPモルガンの最新レポートによると、マクロ経済の不確実性の中、金は安全資産として資金流入を集める一方、ビットコインはデジタルゴールドの役割を果たせていない。金ETFが第1四半期に3兆円弱の純流入を記録する中、ビットコインETFは3カ月連続の資金流出を記録。
05:40
トランプ大統領、パウエルFRB議長解任に初言及 「遅すぎる」利下げ判断を批判
トランプ大統領がSNSでパウエルFRB議長を「常に遅すぎて間違っている」と非難し、「解任は早ければ早いほど良い」と初めて明示的に解任に言及。欧州中銀が7回の利下げを実施する中、関税政策効果を活かした利下げを求める発言が再び市場に波紋。
04/17 木曜日
16:03
アークインベストのキャシー・ウッドCEO、トランプ関税を「ショック療法」と評価
アークインベストのキャシー・ウッドCEOがトランプ関税政策を"ショック療法"と評価。アート・ラッファー博士の最新論文に言及し、一見逆進的な増税が自由貿易への道筋となる可能性を示唆した。
15:39
カルビー、ブロックチェーン活用のIP管理「かるれっと」でWeb3展開を加速
カルビーがブロックチェーン技術を活用したIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表。DIDと生体認証を組み合わせた認証システムで契約の透明性を確保し、クリエイターとの協業を促進。過去2年間のNFTキャンペーンやWeb3ゲームとのコラボ経験を活かした新戦略で、食品メーカーによるWeb3活用の先進事例として注目される。
13:50
米SECの第三回円卓会議、仮想通貨カストディがテーマに 25日開催予定
米SECが仮想通貨カストディをテーマとした第三回円卓会議を4月25日に開催。Kraken、Fidelity Digital Asset Services、Fireblocksなどが参加し規制枠組みを議論。パース委員は「仮想通貨規制で最も困難な課題」と位置付け。
13:05
仮想通貨リスク(LSK)、Web3企業Binary Holdingsと提携 東南アジアでdApps普及へ
仮想通貨Lisk(リスク)が東南アジアのWeb3企業Binary Holdingsと提携。通信事業者経由で分散型アプリを大規模ユーザー層に向けて提供予定だ。
11:52
様子見基調のビットコイン、市場シェアは右肩上がりで2021年来の高水準
CoinGeckoの四半期レポートでは暗号資産(仮想通貨)市場の総時価総額が18.6%減の2.8兆ドルに縮小し、ビットコインドミナンスが59.1%に上昇した。イーサリアムは市場占有率が3.9%ポイント減の7.9%まで下落。マクロ経済と仮想通貨市場の最新動向を解説。
11:25
ビットコイン、回復力向上でイーサリアムをアウトパフォーム|Wintermuteレポート分析
仮想通貨マーケットメーカーWintermuteは、ビットコインは市場下落局面で回復力を示していると指摘した。好材料がなければイーサリアムをアウトパフォームし続けると述べている。
10:45
バイナンス第二回上場廃止投票、FTTが最多票 JASMYやZECも上位に
仮想通貨取引所バイナンスが第二回上場廃止投票結果を発表した。FTTが11.1%で最多票を獲得し、ZEC、JASMY(共に8.6%)、GPS(8.2%)、PDA(7.6%)が上位に。
10:22
パナマシティ、ビットコインやイーサリアムによる公共料金支払い方法を導入へ
中米パナマの市議会が仮想通貨による公共サービス料金の支払いを可決。税金、罰金、許可証発行料などがビットコイン、イーサリアム、USDC、USDTで支払い可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧