はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン18日ぶりに10万ドル回復、アルトコインも大幅上昇|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(1/7日AM8時 執筆)

2025年の年明け、暗号資産市場はアルトコインを中心に大幅な上昇を見せた。

特にカルダノ(ADA)やドージコイン(DOGE)といったトランプ新政権に関連する銘柄、さらにライトコイン(LTC)は上場投資信託(ETF)の次期承認への期待感等から急騰した。また、スイ(SUI)は分散型金融(DeFi)領域における活発な動きが買い材料となり、史上最高値を更新した。

1月6~7日相場状況

ビットコインは年明けの買い戻しを受けて18日ぶりに節目となる10万ドルを回復した。特に年末年始のポジション調整を経て、ETF関連ファンドからと考えられる資金流入が確認され、これが相場押し上げの一因となった(下画像赤枠内緑棒)。

さらに、米連邦準備理事会(FRB)のマイケル・バー金融監督担当副議長が辞任を発表し米国で金融規制の方向性に変化が見られたことも市場の追い風となった。

これにより、規制緩和への期待感が広がり、米国債の長短金利差(10年債利回りと2年債利回りの差)が拡大(下画像青枠)し、USDTをはじめとするステーブルコインの発行機運が高まり(下画像赤枠)、その資金がDeFi領域などを通じて暗号資産全般に流入したことが見受けられる。

現状分析(1/7日AM8時)

足元の相場は、1月20日のトランプ新政権発足に対する期待感が反映された形で上昇している。しかし、1月9日には12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録公開が控えており、これが相場の転機となる可能性がある。

昨年12月のFOMCで発表された経済見通しでは、2025年内の利下げ回数が従来の「4回」から「2回」に減少した。この発表は、高金利維持を示唆するタカ派姿勢として市場に受け止められた。

議事録公開のタイミングである1月9日は、米国市場が祝日により休場となるため、薄商いの中でボラティリティが一時的に高まるリスクが懸念される。

今後の重要な日程

1/8日 ISM非製造業景気指数 12月

1/9日 FOMC議事録 12月

1/10日 米雇用統計

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

関連「来年のビットコインは18万ドル超に達する可能性」Bitcoin Suisseが仮想通貨領域を分析

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:50
PayPay、ポイント運用でビットコイン投資の疑似体験を提供
PayPayアプリの「ポイント運用」サービスに、2025年1月13日から新たに「ビットコインコース」が追加されることが発表された。PPSCインベストメントサービスが提供する本コースでは、代表的な仮想通貨であるビットコインの現物価格への連動を目指し、口座開設等の手続きなしで手軽にビットコインの疑似運用体験が可能となる。
12:30
ソラナ開発者、ユーザー数拡大と量子コンピュータリスクで改善へ
仮想通貨ソラナの開発者がスケーラビリティと量子耐性の強化で提案を行った。ユーザー数増加と量子コンピュータのリスクに対応するものだ。
11:45
カナダSol Strategies社、ソラナ投資強化のために資金調達実施
カナダの投資持株会社Sol Strategies社は、仮想通貨ソラナブロックチェーンへの戦略的投資を目的として、改定された2500万カナダドルのクレジットファシリティから400万ドルを引き出した。
11:05
SEC対コインベース訴訟、地裁が手続き停止 証券性についての中間控訴を許可
米国の地裁がコインベース対SEC裁判で、仮想通貨の証券性判断に関する中間控訴を許可した。SECの執行措置を継続する上での重要性を認めている。
10:25
アービトラム、ロッテのメタバースに助成金提供
仮想通貨イーサリアムのL2「アービトラム」を開発するOffchain Labsは、ロッテグループのメタバース「カリバース」に過去最大規模の助成金を提供することを発表した。
08:25
ビットコイン100万円幅急落、金利上昇とFOMC議事録に注目|仮想NISHI
仮想通貨市場は急落の局面を迎えた。ビットコインは24時間比で一時100万円幅を超える大幅な下落となり、ドルベースでも心理的節目となる10万ドルを割り込み、執筆時点では9万7千ドル付近で推移している。
08:05
リップル、Chainlinkと提携しRLUSDの価格データをオンチェーン提供開始
リップル社は、同社が発行する米ドル連動型ステーブルコインRipple USDの価格データを、Chainlinkのオラクルネットワークを活用してイーサリアムブロックチェーン上に提供することを発表した。
07:25
チェコの中銀、ビットコインの準備金保有を議論
チェコ国立銀行の総裁は、準備金として仮想通貨ビットコインを保有する可能性に言及。保有の目的や現状、購入規模などについて語った。
07:15
ビットコインのコインベースプレミアムとマイナー収益性に新たな動き
複数の仮想通貨ビットコイン関連指標が米国投資家の需要回復、流動性の逼迫、マイナーの売り圧力減少など、複数の要因がビットコイン市場にポジティブな影響を与えていることを示唆している。
06:15
ヘイズ氏、仮想通貨相場が3月にピークを迎えると予測修正
アーサー・ヘイズ氏が7日のブログ記事で、2025年3月中旬までの仮想通貨市場の強気相場を予測し、自身のファミリーオフィスMaelstromにおけるリスクテイクの姿勢を積極化する方針を示した。
05:50
バイナンスジャパン、SEIの国内初新規上場を発表 
取引所バイナンス・ジャパンは7日、暗号資産(仮想通貨)現物取引において新たにセイ(SEI)、ぺぺ(PEPE)、アイオーテックス(IOTX)の3銘柄の取り扱いを始めたことを発表した。
01/07 火曜日
22:00
【SBI VCトレード×Solana Superteam Japan】ソラナ躍進祈願NFT 希望者全員プレゼントキャンペーン
SBI VCトレードはSolana Superteam Japanと連携して新年NFTキャンペーンを開催。日本円でのNFT売買が可能なSBI Web3ウォレットを活用し、初心者でも簡単にWeb3を体験できる機会を提供。
19:12
米マラソン、保有するビットコインの貸し出し事業を収益源に
米仮想通貨マイニング大手マラソンが保有ビットコインの貸付事業を展開している。採掘事業の他に新たな収益源を確保した。
18:54
FTXの再建計画が正式発効 顧客の資金返済へ 
破綻した仮想通貨取引所FTXの再建計画が発効。返済される資金の一部が仮想通貨市場へ再流入するという意見もある。
17:00
仮想通貨取引所BackpackがFTX欧州部門を買収、EU全域でデリバティブ取引を展開へ
仮想通貨取引所BackpackがFTX欧州部門を買収完了した。EU全域で初の規制準拠のデリバティブ取引サービスを2025年に開始。FTX EU顧客への資産返還も実施予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧