偽物疑惑も
トランプ米次期大統領が日本時間18日、ソラナ(SOL)チェーン上で自身の名を冠したミームコイン「TRUMP」を公式に発行したことが判明した。
当初トランプ氏が所有するSNSプラットフォーム「Truth Social」へ正式発行の投稿がされたが、口座がハッキングされた疑惑があり、投資家から警戒されていた。しかし、その後トランプ氏のXアカウントでも発表され、数時間が経過。オンチェーン専門家らは流動性供給など観点から本物の可能性が非常に高いと指摘し、価格は20倍以上に暴騰した。
また、あるトレーダーが1時間以内でTRUMPトークンの売買で2,000万ドルの利益を上げた事例も確認されている。
一方、トークンの流通に関する売圧の懸念が指摘されている。トークンの総発行数は10億だが、初日のリリース分は2億のみ。公式ページによると、トランプグループ関連会社であるCIC Digital LLCとFighter Fight LLCは、トークンの80%を共同で保有しており、3年間にわたって解除されていく。(以下が解除スケジュール)
現在、TRUMPトークンは4.58ドルで取引されており、時価総額(FDV)は46億ドルに到達。短期間で10億ドルの時価総額を超えたことで、来週火曜日に予定されているトランプ就任式に向けて注目が集まっている。
さらに、就任式の前夜祭としてワシントンD.C.で開催された「Crypto Ball(クリプトボール)」では、トランプ大統領とのプライベートディナーが実施された。このイベントには、コインベース、ソラナ、マイクロストラテジー、Suiなどの主要プレイヤーがスポンサーとして参加している。
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