はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ夫妻のミームコイン「TRUMP」「MELANIA」の保有層や利益は? チェイナリシスが調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

個人投資家が多く購入か

ブロックチェーン分析会社Chainalysis(チェイナリシス)は23日、ドナルド・トランプ大統領夫妻がソラナ(SOL)のブロックチェーン上で発行した公式ミームコインについて購入者の分析を発表した。

「TRUMP」や「MELANIA」を保有している者の約50%は、今回がソラナ(SOL)上のアルトコインを購入するのが初めてだったと指摘している。なお、今回の定義として「ソラナ上のアルトコイン」には、SOL自体やステーブルコインは含まれていない。

「TRUMP」や「MELANIA」の購入者のほぼ半数が、トークンを購入した日にウォレットを作成していた。普段はそれほどアルトコイン取引に活発ではない層を多く取り込んだ可能性も示唆される。

また、チェイナリシスはトランプ夫妻のミームコインを購入したのはリテール投資家(個人投資家)が多い模様だと述べた。「TRUMP」や「MELANIA」を保有するウォレットのほとんどは100ドル(約15,600円)未満の資産しか保有していなかった格好だ。

一方で、1億ドル(約156億円)以上を保有するウォレットもそれぞれ、5つほど存在している。100ドル未満のウォレットが「TRUMP」で100万以上、「MELANIA」で61万以上であるため、比率としてはごくわずかだ。

また、「TRUMP」や「MELANIA」保有者の80%以上は、ソラナのチェーン上で1,000ドル(約15.6万円)未満の資産を保有しており、これもリテール投資家を示唆している。

関連仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説

約8割が100ドル未満の利益

購入者としては小口が多かった一方、トークンの保有割合で見るとクジラ(大口投資家)の持ち分が大きかった。

22日の時点で、1,000万ドル(約15.6億円)以上の「TRUMP」または「MELANIA」トークンを保有する約40のクジラが、「TRUMP」または「MELANIA」トークンそれぞれの94%の割合を保有していた形だ。

利益に関して、チェイナリシスはまだ最初の状況であり投資アドバイスではないとしつつ、1月21日時点で「TRUMP」を保有するウォレットの77%以上は100ドル(約15,600円)未満の利益しか上げていないと述べた。

一方、60のクジラが1,000万ドル以上の利益を上げているとも指摘した。

両方のトークンとも現在のところ変動が激しい。ドナルド・トランプ氏は18日に公式ミームコイン「TRUMP」を発行。一時約74ドルの高値を付けていたが、数日後にメラニア夫人のミームコイン「MELANIA」が発行されたタイミングで下落し、記事執筆時現在は35ドル前後で取引されている。

「MELANIA」はリリース後一時的に12.6ドル付近まで上昇したものの、記事執筆時現在では下落し2.7ドル前後で取引されているところだ。なお、公式サイトには娯楽・収集のためのトークンであり金融商品ではないと書いてある。

関連トランプ夫人の公式ミームコイン「MELANIA」ローンチ 先行していた「TRUMP」は急反落

民主党からは批判の声も

米国の民主党議員からは、トランプ大統領夫妻によるミームコインに対して、批判の声も上がっているところだ。

例えば、マキシン・ウォーターズ議員は、TRUMPトークンの購入者には制裁対象であるロシアなどの国が含まれる可能性もあると指摘。ジェリー・コノリー議員はトランプ氏の暗号資産(仮想通貨)事業が利益相反にあたる可能性を調査する必要性を唱えている。

関連米民主党議員、トランプミームコインを批判 「国家安全保障を危険に晒す恐れ」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧