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3月の重要な米政府系仮想通貨イベント、ホワイトハウス初の業界サミットやSEC円卓会議など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

3月の重要イベント

3月は米国ワシントンD.C.で仮想通貨に関する重要イベントが相次いで開催される見通しとなっている。これに先立ち、トランプ大統領は日本時間3日に自身のSNS「Truth Social」で米国の仮想通貨産業支援策を発表。大統領は「仮想通貨準備金」の創設を指示し、この取り組みにはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の他、XRP、ソラナ(SOL)、カルダノなどの主要アルトコインも含まれると強調した。

3月6日には、米商品先物取引委員会(CFTC)がCEOフォーラムを開催し、トークン化資産および先物市場における担保としてのステーブルコインの役割について議論する予定だ。ステーブルコインは仮想通貨市場の流動性を支える重要な要素として注目されており、規制枠組みの明確化が期待されている。

3月7日には、ホワイトハウスにおいてトランプ大統領、デイビッド・サックス(ホワイトハウス仮想通貨・AI特命官)、ボー・ハインズ(デジタル資産に関する大統領諮問委員会エグゼクティブディレクター)が参加する史上初の「仮想通貨サミット」が開催される。この会議では、先に発表された「仮想通貨準備金」の詳細や、税制を含む米国の仮想通貨政策の方向性が示される可能性がある。

3月10日の週には、米上院銀行委員会の共和党メンバーが、ビル・ハガティ上院議員が提出したステーブルコイン法案の審議を予定している。この法案は、ステーブルコインの発行や規制に関する新たな枠組みを提供するものとして注目されており、可決されれば米国の仮想通貨規制に大きな影響を与える可能性がある。

さらに3月21日には、米証券取引委員会(SEC)が計画している5回の業界円卓会議の第1回目を開催する予定。SECはコインベースやYuga Labsなど複数の仮想通貨関連企業への調査を最近終了させており、この円卓会議は規制当局と業界の対話を促進し、より明確な規制環境の構築を目指すものとみられる。一連のイベントを通じて、トランプ政権下での親仮想通貨政策の全貌が明らかになることが期待されている。

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