
株価年初来27%上昇
ストラテジー社の株価は年初来高値であった396.5ドルに接近し、1月以来の高値381.6ドルを記録した。同社は5月2日、仮想通貨ビットコイン(BTC)の追加購入に向け、新たに最大210億ドル(3兆円)相当のクラスA株式をATM販売契約を通じて発行する計画を明らかにした。
一方、同社は同日に発表した2025年第1四半期(1〜3月)決算で、アナリスト予想を上回る42億ドル(希薄化後1株当たり16.49ドル)の純損失を計上した。
一方、同日発表された2025年第1四半期(1〜3月)の決算では、アナリスト予想を上回る42億ドル(希薄化後1株当たり16.49ドル)の純損失を計上。営業費用は前年同期比1,100%増の60億ドルに達し、その大半が第1四半期中に購入した80,715 BTCに関する59.1億ドルの含み損によるものだ。総収益は前年比3.6%減の1億1,110万ドルで、市場予想を約5%下回った。
4月31日時点で、ストラテジー社は553,555 BTCを保有し、その時価総額は約534億ドルに相当。年初来の「BTCイールド」は13.7%で、ビットコイン戦略のパフォーマンスを評価する主要指標となっている。また、年初来の「BTCゲイン」は61,497 BTC、金額にして58億ドルに達した。同社は2025年通期の「BTCドルゲイン」目標を100億ドルから150億ドルに引き上げ、ビットコイン投資戦略を継続する姿勢を示している。
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ビットコインアナリストのTimothy Peterson氏は4月20日、ストラテジー社の株価展望について、2030年までに年間約60%の上昇を見込み、4,000ドルに到達すると強気な予測を行った。
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