
エルサルバドル、BTC購入継続
エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領が19日にSNSで発表したところによると、同国の仮想通貨ビットコイン(BTC)投資で3.57億ドル(515億円)の含み益が発生している。BTC価格が過去最高値の10.8万ドルに迫る中、同国の今年の投資収益率は120%以上に達している。

出典:X(ブケレ大統領)
ブケレ大統領がXに投稿したスクリーンショットでは、2.87億ドルの元本に対し、保有ビットコインは6.44億ドルの価値となっている。同国は現在約6,181 BTCを保有し、今年だけで6,980万ドルの含み益を記録した。
エルサルバドルは2021年9月、世界初のビットコイン法定通貨採用国となった。一方、国際通貨基金(IMF)との14億ドル融資契約では、ビットコイン関連活動の制限を求められている。
しかし、同国の経済相は今年の4月、IMFとの合意にもかかわらず政府がビットコイン購入を継続していることを認めた。民間企業のビットコイン決済受け入れを任意化する法改正は1月に承認されたが、政府自体のBTC投資については譲歩しない姿勢が強調されている。
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トピックス:国内外のビットコイン保有企業・保有国動向