はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カルダノのホスキンソン氏、1億ドル相当のADAをビットコインやステーブルコインに替えることを提案 売り圧懸念にも対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カルダノの魅力向上へ

カルダノの創設者チャールズ・ホスキンソン氏は13日、YouTubeでライブ配信を行い、カルダノの流動性や財務について提案を行った。

ホスキンソン氏は、エコシステムの資金として保有している1億ドル(約144億円)相当の暗号資産(仮想通貨)エイダ(ADA)を、ビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。ビットコインのDeFi(分散型金融)やステーブルコインを活用し、流動性や財務を強化しようとしている。

関連:カルダノのホスキンソン氏が強気予想「BTCは25年に25万ドル到達の可能性」

ライブ配信では最初に、カルダノ上で発行されているステーブルコインの数量と、運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」の割合を比較。その上で、イーサリアムやソラナに比べるとカルダノはステーブルコインの発行量が少ないと指摘した。

また、エコシステムの資金は新規発行されるエイダと手数料収入で構成されており、利回りを生み出す手段がないことも指摘。そして、ノルウェーやアブダビなどの政府系ファンドは、運用でリターンを生み出していると説明した。今回の動画のタイトルは「カルダノ 分散型の政府系ファンド」である。

関連:ノルウェー国民、一人当たり4000円相当のビットコインに間接投資 世界最大規模の政府系ファンドで

売り圧への懸念

今回の提案には賛同する声がある一方、実行した場合にエイダの価格の下落につながるとの批判も上がった。

ホスキンソン氏はこの批判について、価格に影響を与えずに、今回の提案を実行することができると主張。エイダの流動性であれば、日数をかけるなどして価格に大きな影響を与えずに売り圧を吸収することができると述べている。

また、14日にはXでも批判に対応した。Xでは、エイダを大量に売却した経験がない人々が、生成AIの「ChatGPT」を使って、すべての売却が価格を大きく下落させると決めつけていると主張している。

実際に開発プラットフォーム「GitHub」には、エイダをステーブルコイン「USDM」に替えた場合、短期的に価格の下落につながる可能性が高いというChatGPTの分析例が公開されている。

ホスキンソン氏は、カルダノのDeFiでは「小規模な」売却を相殺できるとも主張。他にも、機関の需要を考慮すれば、OTC取引も活用できるとした。

OTC取引とは

売り手と買い手が1対1で行う取引を指す。「OTC」は「Over The Counter」の略。

Xでホスキンソン氏は、利回りがどこから生まれるのか、それを活用してどのように資金流入を増やしていけるのかなどを問うべきだとし、今回の提案はエイダの価格に悪影響を与えるものではなく、エコシステムの魅力を高めるものだと強調している。

関連:カルダノ創設者ホスキンソン氏が語るトランプ政権の仮想通貨政策と今後の展望

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。
08:40
イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達
Cryptoquantの最新レポートによると、イーサリアムは機関投資家の需要拡大により強固な上昇サイクルを示している。
07:10
ポリマーケット、90億ドル評価で資金調達検討 チェーンリンク提携も
予測市場プラットフォームのポリマーケットが90億ドル評価での資金調達を検討している。競合のカルシも50億ドル評価での調達を進めており、両社の成長が加速している。
06:30
WLFI、トークンバーン提案で99%の賛成票を獲得
ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻し・バーン提案を発表した。現在99.57%の賛成票を獲得し、流通量減少によるパフォーマンス改善が期待される。
06:10
ジェミニがナスダック上場実現、ウィンクルボス兄弟はビットコイン100万ドル到達を予想
ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミニがIPO上場を果たした。株価は28ドルから40ドル超に上昇し、ビットコイン100万ドル予想も発表した。
05:45
テザー社、米国規制対応ステーブルコインUSATを発表
テザー社が米国規制準拠のドルステーブルコインUSATを発表。ホワイトハウス仮想通貨評議会の元高官ボー・ハインズ氏がCEOに就任。
09/12 金曜日
16:00
AIと仮想通貨がもたらすサイバー空間の新たな脅威|WebX2025で語られた国家安全保障・金融リスク
大型Web3カンファレンス「WebX」では「クリプト・サイバーリスク: 国家安全保障、金融、Web3」をテーマとしたパネルセッションが開催され、金融犯罪や仮想通貨犯罪を助長すると同時に防止にも役立つという二面性を持つテクノロジーの使用に焦点が当てられた。
14:52
GateグループCEOのハン博士がCEX・DEX市場動向を解説、今後の日本展開計画も明らかに|WebX2025
Gate.ioのリン・ハンCEOがWebX 2025で登壇。世界3,600万ユーザーを抱える同社がCEXとDEXの市場分析を発表。2030年までのビットコイン価格予測や日本でのライセンス取得、2025年中の日本市場参入計画について言及した。
13:55
ギャラクシー・デジタル、800億円相当のソラナを取得 ノボグラッツCEOは「ソラナシーズン」と評価
「ソラナシーズン」とみなすギャラクシー・デジタルは過去24時間で231万SOLを取得。フォワード・インダストリーズへの16.5億ドル投資参加に関連する動きか。
13:14
米国でハイパーリキッドETF申請計画|Paypalもステーブルコイン提案へ参加
バンエック社が米国でハイパーリキッドのステーキングETFを米国で申請予定。パクソス社もペイパル連携でステーブルコイン提案を発表。
13:00
ソラナ(SOL)の将来価格予測|ETF承認期待と今後の見通し
ソラナ(SOL)は「イーサリアムキラー」として注目される暗号資産です。イーサリアムより圧倒的に速くて安いため、多くのアプリで使われています。 2025年は特に注目の年です。米国…
12:02
CryptoQuantがETH上昇サイクルを高評価 Hyperliquid(HYPE)最高値更新はETF申請など追い風に
データ分析企業CryptoQuantがイーサリアム(ETH)の上昇サイクルを高く評価した。一方、資産運用大手VanEckがHyperliquid(HYPE)の現物ステーキングETF申請を発表。これらが材料視され、HYPEは過去最高値56.1ドルを記録するなど前週比23%上昇。機関投資家のアルトコイン投資拡大が鮮明になっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧