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仮想通貨市場の天井接近か Santimentがイーサリアム・ビットコイン調整局面の可能性を分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

短期的な天井の可能性

暗号資産(仮想通貨)情報プラットフォームSantimentは24日、週次レポートを発表。仮想通貨市場の天井が近づいている可能性について注意を呼びかけている。

Santimentのアナリストは、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの示唆により、仮想通貨と株式市場全体が上昇していると指摘した。

特に、イーサリアム(ETH)は4年ぶりに過去最高値を更新。以前の最高値4,866ドルを超え一時的に4,900ドル台に達した。現在は、4,793ドル付近で推移しているところだ。

一方でSantimentは、オンチェーンデータによると、イーサリアムの評価額は「危険水域」に入っており、反落の可能性があると述べている。

また、ビットコイン(BTC)についても、価格は安定しているが、取引所に保管されているビットコインの量は6月初旬以降、約7万枚増加しており、過去のパターンを見ると売り圧力に先行する傾向があると続けた。

今回の上昇の背景となったのは、ジェローム・パウエルFRB議長による「リスクバランスの変化は政策調整を必要とする可能性がある」という発言だ。これが利下げの可能性を示すと解釈され、市場全体に楽観的な見方を呼び起こした。

関連:仮想通貨全体時価総額が4兆ドル回復、パウエル議長の利下げ示唆で大幅反発

Santimentは、仮想通貨市場も潜在的な景気刺激策を織り込み、「噂で買う」という動きを見せていると分析する。

市場の上昇は、このマクロ経済の動向に大きく依存しているため、FRBの公式発表を今後、注意深く見守る必要があると推奨した。利下げ予想に反する動きが出れば、市場は急激な調整局面を迎える可能性があるとしている。

関連:ビットコイン1680万円台で軟調推移、ジャクソンホール警戒|bitbankアナリスト寄稿

Santimentのソーシャルセンチメントデータは注意が必要な可能性を示唆しているところだ。ソーシャルメディアプラットフォームにおいて「FRB」「金利」「利下げ」といった用語の出現は、11か月ぶりの高水準に達した。

過去のパターンを見ると、このようにある強気なテーマに関する会話が劇的に増加した場合、熱狂のレベルが過度になり、局所的な市場のピークを示している可能性がある。

さらに、Santimentは、価格が「上昇する」というコメントと「下落する」というコメントの比率を追跡する独自のセンチメント指標を公開した。

ビットコインでは「上昇」へのバイアスが高まっており、これは価格調整に先行するパターンだとしている。イーサリアムでは、まだ明確な方向性が議論されておらず、過大評価される前に上昇する余地があることを示唆すると続けた。

Santimentは、イーサリアムについて短期では調整を示唆する指標、長期では強気な指標が観察されており、両者を区別することが必要だとしている。

イーサリアムの短期(30日)MVRVは+15%に近づいており、これは一般的にアルトコインが反落する前に見られる「危険ゾーン」とされる水準だ。さらに長期MVRVが+58.5%と高い水準にあり、利益確定のリスクが高まっていることを示唆する。

MVRVとは

英語でMarket Value to Realized Value ratio(時価総額/実現時価総額比率)。市場の過熱度や割安・割高感を測るための指標。MVRVが1よりも大きければ投資家の多くが含み益を持っている状態で高くなりすぎると利確の売り圧力が強まると解釈される。

一方で、イーサリアムの他のオンチェーン指標は長期的に強気な見通しを示している。平均投資年数は短くなっており、長期間休眠状態にあったETHが再び流通し始めていることを示唆。Santimentは、これは歴史的に見て強気な兆候だと指摘した。

さらに、取引所におけるイーサリアムの供給量は減少しており、保有が強く推奨されている可能性があると続けた。

関連:7年間休眠のビットコインクジラ投資家、イーサリアムに乗り換え

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