「IBM Digital Asset Haven」を発表
米テック大手IBMは27日、機関投資家向けのデジタル資産管理プラットフォーム「IBM Digital Asset Haven」を発表した。同プラットフォームは複数のブロックチェーンにまたがる仮想通貨の安全な管理と効率的な運用を可能にする統合システムだ。
このプラットフォームは、ウォレットの迅速な展開、ポリシー駆動型のトランザクション実行、企業ワークフローと連携したガバナンス機能を提供する。APIとSDKを通じてマルチチェーン対応のウォレット作成を自動化し、KYCやAMLなどのサードパーティサービスとも統合している。
鍵管理では、MPC(マルチパーティ計算)、IBMハードウェアセキュリティモジュールベースの署名、オフライン署名オーケストレーターの3つのモデルを提供した。資産や用途、管轄区域の要件に応じて柔軟に選択できる設計となっている。
セキュリティ面では、IBM Secure Execution for LinuxとHyper Protect Virtual Serversによるコンフィデンシャルコンピューティング機能を搭載した。ハードウェアレベルでの隔離により、鍵生成やトランザクション署名などの機密プロセスを特権管理者からも保護する。
IBMのティナ・タルキニオ最高製品責任者は、このプラットフォームが規制された金融機関に必要な長期的な運用レジリエンスを提供すると述べた。トークン化資産やステーブルコインの採用が加速する中、企業の仮想通貨インフラ構築を支援する。
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